10年続く学生団体のつくりかた

10years

まだ「学生団体」という言葉が浸透してきて数年足らずですが、
大学生を中心としたサークルはずっと前からありますし、長期間存在している組織は多くあります。

ただ、企業やサークルと学生団体では、
組織を継続させるために必要な要素や気を付けるべきことに差があります。

今回はそういったポイントを主に伝えることで、
「10年続く学生団体」に必要なことはなにか、考えるキッカケにしてもらえたらと思います。

1年生の所属率が高い

学生団体が多く誕生したときに、メンバー募集の手段として、
ソーシャルメディアが多く使われました。
今でもTwitterやFacebookでメンバー募集をすることは多いと思いますが、
難点としては、学年問わずメンバーが集まることです。

4年生は来年には社会人になり関われるのは最大1年間です。
3年生も就活などで長期間関わることが難しいことも多いです。

学生団体への所属期間が短いメンバーが多いほど、
新メンバー募集で入れる人数は毎回増やさなくてはいけませんし、
辞める人数が多い分、引き継ぐ量も増え、組織の伸びは遅くなります。

そういった問題点を解決するためにも、1年生の所属率を高めるのが大事です。

1年生であればその後の継続もでき、2年以上関われる可能性が大きいです。
また、時間に余裕があるため、優先順位を上げて、活動に取り組んでくれる可能性も高いです。

組織の仕組みがしっかりしている

上の問題を解決するためにも、組織の仕組みはとても重要です。
しっかりと決まっているといいこととしては、
■年間スケジュール
■組織体系
■スキル/ノウハウや情報の引継ぎ

などが挙げられます。

まず、年間スケジュールに関しては、「1年スパン」がいいでしょう。
理由としては、春にメンバー募集するとしたら、1年間か半年間しか手段はなく、
半年間のスパンで引継ぎやメンバー募集をするのは難しいからです。

次に、組織体系ですが「3世代ピラミッド型」をおすすめします。

3年生:組織の中心となって全体をまとめる
2年生:活動の中心となって行動する
1年生:がむしゃらに頑張る

人数比は「3:2:1年生:1:3:6」程度がいいのかと思います。

なぜ3世代をおすすめするかというと、
1,2年目だけの学生の場合、活動が上手くいっていればいいのですが、
なにかあったときにサポートできる先輩が少なくなるためトラブルに弱く、
スキルの伝承も1世代間で行うため、ノウハウなども溜まりにくくなります。

また、2年生が活動の中心になるとはいえ、先輩がいるということは心の支えになりますし、
精神的/技術的な負担は大分軽減されるのではないか、と思います。

活動が黒字で続けることができている

当たり前のようですが、黒字であることはとても大事です。

ただ稼げばいいわけではありませんが、
黒字ということは、その団体の活動が社会的に価値があると同意義だと思います。

逆に、赤字の状態が続いていると、
メンバーのモチベーションも低下しますし、金銭的にも厳しくなります。

継続性がある理念や活動内容である

組織で大事なことは「その組織でなにを成し遂げるか」です。
もちろんその理念や目標が達成されることは良いことといえるので、
達成することで学生団体が解散するとしたら、それは良いことといえるかもしれません。

ただ、団体の理念や目標を達成することも大事ですが、
学生団体という形で学生が集まって活動すること自体に意味があると思っています。
(中学校の部活に近いイメージですね)

震災復興や国際協力系の団体は10年以内にはなくなるでしょう。
(それらの学生団体には申し訳ないですが、10年以内には必要なくなっている世界がいいですよね)

もちろん長く続けばいいわけではなく、消えることが悪いわけではないですが、
10年以上続く学生団体をつくるとしたら、継続性がある活動や理念が必要になります。

みなさんは自分たちの学生団体がどのくらい続くと思いますか??

これから先も続いていけるような活動や組織の形になっていますか?

ぜひこの機会に、長期的な視点で自分たちの学生団体がどうあるべきか考えてみてください。