学生団体ブームはもうすぐ終わり?現在(イマ)だからこそ気付きたい学生団体の本当の価値とは

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今年に入ってからは学生団体を始める学生よりも、長期インターンや留学に流れる学生が多くなった印象が強くあります。
最近の学生団体の界隈では、「去年までに比べて学生団体の勢いが落ちたよね」と言う声もあるほどです。

実際ここ半年ぐらいで「意識が高い」と呼ばれる優秀な学生層は、学生団体の活動よりも長期インターンでの経験をより重視する傾向が見られます。

一方でそのように学生団体の活動が社会的に見過ごされがちな現在(イマ)だからこそ気付ける学生団体の価値もあるはずです。
今回は自分自身これまで「学生団体へのススメ」で約8ヶ月ライターを続けてきて感じた、学生団体のトレンドや価値にについて改めて考えて、紹介したいと思います。

学生団体に対する過度な期待感

一昨年から昨年にかけて、学生団体で活動している学生というのは「意識高い学生(笑)」のイメージを非常にもたれやすい存在だったと思います。
しかしこの状況は、そもそも学生団体に対する過度な期待から起こってしまったことではないかと感じています。

学生団体のブームが始まった頃は「優秀層の学生=学生団体で活動する学生」というイメージが非常に強くあったと思います。
しかしそれが学生団体の数が増えて、学生団体の形自体が多様化する中で「学生団体出身の学生=優秀」のイメージだけが残り、それが必ずしも全ての学生団体の学生に当てはまる訳ではなくなりました。

特に人材系の企業の担当者の中には、優秀な学生層にアプローチしようと学生団体と協力してみて、理想と現実のギャップに驚いた経験がある人が少なからずいると思います。
それが結果的に予想以上に学生団体についてマイナスイメージを持たせる一つの原因だったんじゃないかと思っています。

学生団体が持っている純粋な想い

学生団体の価値というのはどうしてもそこに所属している学生の優秀さのレベルで見られがちです。
しかし学生団体で本当に評価するべき点は、彼らがもっている純粋な想いだと感じています。

学生団体で活動している学生の中には「国際交流を日本中で実現したい」「キャリア教育や政治を本気で変えたい」と言って、これらのことに本気で取り組んでいる学生がいくらでもいます。
中には口だけになってしまっている学生もゼロではありませんが、自分は前述したような純粋な気持ちで学生団体の活動に本気で取り組んでいる学生を知っています。

活動に伴う結果も大切なのですが、それ以上に純粋な気持ちで何か一つのことに本気で取り組んでいる姿はもっと社会から評価されてもいいのではないかと思います。

学生団体を運営し続ける事はかなり難しい

自分は学生団体ブームが過ぎ去ろうとしていることについて、学生団体の運営の難しさが大きな原因になっていると感じています。
学生団体を運営することは、それをやったことがない人には分からないぐらい難しいことです。
自分自身一度学生団体を立ち上げて、すぐにつぶしてしまった経験があります。

お金などでメンバーの行動を強制できないからこそ、学生団体の代表はメンバーのマネジメントに非常に苦労をします。
しかし実際にメンバーを引っ張って、自分の学生団体を一つの組織として確立できるまで努力し続けられる学生はほんの一握りです。

だからこそ学生団体の平均寿命は3年とも言われますし、逆に言えば永く残っている学生団体は、素晴らしい学生団体と言えると思います。
そうやってお金と言う強制力が無い状態での経験は社会に出ても絶対に役立ちますし、それさえできれば社会の中でそれなりに通用するスキルを持っていると言っても過言ではありません。

学生団体のトレンドはまだ落ちてはいない

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Googleトレンド「学生団体」

運営が難しい学生団体ですが、今後本当にそのブームが失われていくのかは疑問です。
上の画像は「学生団体」というワードがGoogleで検索された総数を表しています。

見て分かるように2010年を越えたあたりから明らかにその検索数は大きく伸びています。
今年に入ってからは検索数が伸び悩んではいますが、一気に急落したと言うわけでもありません。

この数字だけで一概に学生団体のトレンドを語ることはできませんが、少なからずまだ学生団体に対する熱量は残っています。
個人的にはこのような状況の中で、純粋な気持ちで学生団体の活動に打ち込んでいる学生がもっと日の目を浴びて、少しずつ増えてくれるといいなと思います。

確かに一時期の学生団体に対する熱気というのは過ぎ去ってしまったかもしれません。
しかし、だからこそ今ある学生団体にはこれまでには無かった可能性を秘めたところもあると思います。

ぜひ周りで学生団体の活動に本気で取り組んでいる友人がいる際には、ぜひその活動を少しでも応援してもらえればと思います。