組織/個人/成果から考える目標設定の組み方

組織でも個人でも行動するときには大抵、目標を設定すると思います。
目標を設定しないのは、ゴールがないマラソンと同じです。
果てしなく長く、どの程度のペースで走ればいいか分からずゴールもありません。

目標設定をすることで、
・明確なゴールをできる
・どの程度のスピードでやればいいか分かる
・全員の意識を共有できる

といったメリットがあります。
ただ目標を立てるといっても、自分1人で動くわけではなく、
どういった目標を立てるのがいいのかベストなのか悩むと思います。

そこで、今回は目標設定をどのようにすればいいか、
目標設定の立て方を4パターン紹介したいと思います。

1.団体目標/活動目標

組織のなかに理念/ビジョンにあたるものがあると思います。
例えば「世界と日本の架け橋をつくる」など、
「カンボジアの全ての子供たちが学べる環境をつくる」ですね。
これが組織の理念/ビジョンにあたりますが、
これらは最終的なゴールであったり、根本的な想いですので、
その都度明確な目標を作っていくことが必要になっていきます。

前者の場合であれば「国際フェスティバルを開催して3万人動員」
後者の場合であれば「カンボジアに学校を3つ建設する」
ですね。
これらが理念をもとにつくられる団体目標です。
この目標に向けて組織は1つにまとまり動いていきます。


それに対して、もう1つあるといいのが「活動目標」です。
組織によっては、この活動理念を団体理念と同じくしていますが、
ここではしっかりと説明したいため、あえて分けておきたいと思います。

活動理念に関しては、
「メンバー全員が誇りを持って活動できる」「プロ意識を持って活動する」
など、活動をするにあたった心持ち/信念にあたります。
企業に比べると、学生団体は組織の目標達成だけでなく、
個人の自己実現の場、成長の場として存在することが多いです。
だから、ただ団体目標を達成するだけが活動するときの目的ではないため、
各々のメンバーがどういった気持ちで活動をしていくか、活動した先の姿はどうなるのか、
組織ではなくメンバーに焦点を充てた目標が「活動目標」です。

この2つの目標をたてることで、
組織として目指すゴール、そのゴールに至ることで得られる個人のゴール、
これらが明確になるはずです。

2.定性目標/定量目標

これら2つは団体目標をより細かく定義するときに使うといいです。
(もちろんそれ以外にも用途はあるので、ぜひ覚えておいてください)

定性目標:抽象的で分かりやすく感覚的な目標
定量目標:具体的な数値に落とし込んだ目標

です。
今まで上で話していたことは定性的な目標が多いですが、
定性的な目標は意識が共有しやすい反面、具体性と現実性に欠けます。

例えば「世界と日本の架け橋をつくる」としたときに、
友達に海外の話をしただけでも成立したことになります。
理想を現実に落としこむときに定量的な目標をたてることで、目標に近づいているか判断します。


ただ定量目標だけだと、その目標に向かう意味が分からず、
どうしても数値だけ見て、根底にある想いを忘れがちになってしまいます。
そういった部分でやはり定性的な目標を常に持ち続けることが大事です。

もちろんこれら2つを合わせて1つの大きな目標として伝えるのもありですよね。

3.チーム目標/個人目標

今まではあくまで組織全体としての目標の立て方でしたが、
「組織」と「個人」という観点から目標を捉えてみましょう。
メンバー全員が興味ややりたい気持ちを持って活動しているはずです。
つまり、メンバー全員が組織に対して目標を持っています。


もちろん人によって大きさもベクトルも違うことでしょう。
「組織をでかくしたい」「今よりサイトをカッコ良くしたい」「仲が良いチームにしたい」
それぞれにやりたいことと目標があります。
個人のやりたいことは最大限に活かしましょう。
自分が一番やりたいことを精一杯することが成功への近道です。


ただ、それだとまとまりがなく、バラバラで動いていってしまいます。
そこで、チームで一丸となる目標が必要になります。
これに関しては、今まで説明してきた団体目標などがチーム目標にあたりますね。

個人が目標を持つことはとても大事で尊重すべきことを忘れないように。

4.最大目標/着地目標/最低目標

最後に成果を出すときに意識して欲しいのがこの3つです。


定量目標で数値を出すときに、人によっては極端になりがちです。


・デカすぎる数値を出して、大きな目標に向かって頑張ろうとする(が失敗する)
・最低ラインを目標にしてしまい早くにクリアしてしまう(目標を失うこともあり)
・現実的な目標設定のため、現実的にクリアできてしまう


大き過ぎるだけでも、小さ過ぎても駄目です。
この【3つ全て】を設定しましょう!

あくまで目指すべきは最大目標です。
叶わないくらいの目標に合わせないと成長することはあり得ません。
同じレベルをずっとやっていたら、いつの日か下に追いつかれることになります。

ただ、叶わないレベルの目標に全てを合わせていたら、現実ではスレ違いが起きます。
そのためにも、着地目標をしっかりと立てて、現実的な達成度を確認しましょう。
また、最低ラインは目標ではなく、このラインを越していないとまずい、絶対に阻止すべきラインです。
口に出す必要はないですが、このラインを下回りそうなときには、全力で対応するのが一番です。




少し駆け足で説明しましたが、どうでしたでしょうか?

上で紹介した目標は自分たちがどこを大事にするかで用途が変わります。

成果を大事にするのであれば、定量目標や最大目標の設定は重要でしょう。
メンバーに重きをおくのであれば、活動目標や個人目標は欠かせません。

組織としてより成長していくためにも、
個々人が成長していくためにも、
目標設定をしっかりとすることは大事です。

「今の活動が目指している目標ってなんだろう?」と思ったら、
もう一度目標設定を見なおしてみてください。
これから先、あなたが進むべき道がしっかりと見えてくるはずです。