代表中心からメンバー中心主義へ切り替えること。

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学生団体の場合、4年間という大学生活の時間のなかで人の出入りが激しいため、
個人に依存した組織体制ではなく、組織の風土や仕組みを中心とした組織のほうが安定します。

また、ある程度成熟した組織を成長させるためには、
メンバーの自主性を伸ばすことで組織をより活性化させる必要もあります。

組織のライフサイクルに関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
「組織のライフサイクルから考える学生団体の在り方」

今回は、代表中心の組織体制からメンバー中心の組織に切り替えるメリット/デメリット、
その切り替えを上手く行うためにはどうすればいいか、をまとめました。

メンバー中心主義のメリット

・メンバー全員が活躍できるチャンスができる
・代表に依存した組織ではなくなる⇒引き継ぎがしやすくなる
・組織に多様性がでてくる⇒新しい考えが生まれやすくなる
・代表1人で出来ることは限られるが、メンバー全員だと活動の幅が広がる

メンバー中心主義のデメリット

・メンバーのやる気やスキルに依存する
・理念や意識の共有が難しくなる
・組織としてのまとまりが薄くなる
・活動や成長のスピードが遅くなることが多い

これらがメンバー中心主義のおおよその特徴になります。

代表中心の場合は代表に合わせて組織がつくられている分、
組織をまとめやすく、代表自身のスキルにも依存することになります。

学生団体や組織の立ち上げ時期には、1つにまとめること、
しっかりと強みを持ち、軸を持たせるために代表中心であることはいいですが、
活動に幅を持たせたかったり、新しいことへ挑戦するなど、
より大きな成長のためにはメンバー中心主義への移行は必須です。

「0⇒1」にするには個人の力でできますが、
「1⇒100」にするには組織全体の力が必要です。

人が1人で出せる成果は限られています。
ただ、メンバー全員が「1⇒2」にすることができたら100人いれば、
すぐに「1を100にする」ことができるんです。

最後に、メンバー中心主義に切り替えるときに気をつけること、
どうすればもっと上手くいくのか、3つにまとめました。

やりたいことをやってもらう

目標だけ伝えて、実際にやることは自分たちで考えてもらいましょう。
組織が大きいほど、代表はメンバー個人の動きを追えなくなります。
また、全ての活動に目を通すことも難しくなります。
そうなったときに代表が考えたことより、担当のメンバーのほうが時間も実体験もあり、
より良いアイデアは生み出しやすい環境だと思います。

口を出して、自分がやりたいことをやってもらうのではなく、
メンバー自身の「やりたい」を生み出せる環境をつくりましょう。

役割を明確にする

代表や統括といった役職ではなく、役割をベースに考えるといいです。
この引継ぎで起こりうるのは『誰かがやってくれている』という他人任せから生まれる失敗です。

お互いにどんなことをしているのか知れる環境をつくることで、
実際にどんなことをすればいいのか分かります。

仕組み(文化)をつくる

次へとしっかりと繋がるように、
いいと思ったことは永遠に続くような仕組みをつくりましょう。
真面目なことだけじゃなく、合宿に行く、飲み会をやるなど、気軽なことで大丈夫です。

全てを0から作っていたら時間はかかるばかりです。
自分たちの活動は仕組み化しやすいように、しっかりとデータ等とっておきましょう。

組織の移り変わりのときの注意点を含めて記事を書きましたが、
もっと組織や学生団体を変えたい!と思っている人に特に参考になれば幸いです。

ぜひ自分たちの団体にあった組織戦略を実践してみてください。