間違った敬語を使っていませんか?社会人に評判の悪い敬語10選

学生のみなさんは、敬語を使う機会がどれくらいありますか?

教授や先輩と話すとき、バイト中など敬語を使う場面はあると思いますが、使い慣れていないと間違った使い方もしてしまうかと思います。

しかし、社会人になるとそうはいきません。
毎日が敬語のなかで生活することになりますし、上司やクライアントに対して不適切な敬語を使うのは好ましくないでしょう。

敬語に自信があるという学生はどれくらいいるでしょうか。
話しているつもりが本当は間違った敬語、もしくはあまり好かれない言い方だった、なんてことは珍しいことではありません。

そこで今回は基本的なものから、筆者がインターン中に指摘を受けたもの含め、特に覚えておくべき敬語を10個ご紹介します。

「了解しました」ではなく「承知いたしました」

了解って頻繁に使ってしまう言葉ですよね。
しかし目上の人と会話する際に使ってはいけない言葉なのはご存知でしょうか?
相手から何か頼まれた場合は「了解しました」ではなく、「承知いたしました」もしくは「かしこまりました」を使うようにしましょう。

謝る時は「申し訳ありませんでした」

バイトなどで、使いがちなのが「すいませんでした」です。
この言葉は尊敬語ではないため、目上の人に謝る際には不適切な言葉です。
正しくは「申し訳ありませんでした」なので、こちらを使うように心がけましょう。

なんでもかんでも漢字に変換しない

メールなどをスマホやPCで打つ際に特にしてしまうのがこのパターン。
変換を機械に任せると、変換しなくていいものまで変換してしまうことがほとんどです。

・宜しく
・致します

特に代表格がこの二つです。
これらは変換せずに平仮名のまま用いるのが正しい用法です。

席に案内する際は「お掛けください」

飲食で特に使う場面が多い言葉ですね。
研修などで徹底するように説明されると思いますが、目上の人を席に案内する際は注意が必要です。
「お座りください」の座るは敬語として使えないため、「お掛けください」を使いましょう。

「どうしますか」ではなく「いかがいたしますか」

自分だけで対処できない問題がある際には上司や目上の人に相談が必要ですよね。
その際に「どうしますか」は使うことは避けましょう。
相談する際は必ず「いかがいたしますか」もしくは「いかがいたしましょうか」を使いましょう。

「◯◯の方」の「方」は不要

これは間違った敬語というより、頻繁に使われる誤った日本語の代表格です。
パンフレットなどを渡す際、「こちらの方をお取りください」って言ってしまいませんか?
「〜の方」というのは、方角を表す言葉のため、何かを渡す際には不適切です。
同様に「私の方で承ります」も良く使ってしまう言葉ですが、こちらも不適切なので「こちらをお取りください」、「私が承ります」と言うようにしましょう。

「◯◯させていただいております」は使わない

とりあえずへりくだるために良く使いがちなのがこのフレーズ。
メールでも自己紹介でも使っている人をよく見かけます。
この言葉は長くて回りくどいため社会人には特に好かれません。
結局、「〜させていただいております」が意味しているのは「〜しています」ということなので、こちらを使うようにしましょう。

同様に「〜させていただきます」の代わりに「〜いたします」と用いるようにしましょう。

役職に「様」は付けない

社会人へのメールで、特に役職のある人を宛先とする場合は注意が必要です。
よく「◯◯部長様」や「◯◯社長様」と書かれているものを見かけますが、これは誤りです。
役職にはもとから尊称が含まれています。
そのため「◯◯部長」「◯◯社長」だけで十分なので、「様」は付けないようにしましょう。

「とんでもございません」は文法的に間違い

相手から褒められた際に使いがちな言葉ですね。
「とんでもない」という形容詞なので、ないを決してございませんを付け加えることはできません。
したがって、正しい言い方は「とんでもないことです」もしくは「とんでもないことでございます」となります。
堅苦しく聞こえるかもしれませんが、こちらが正しい日本語です。

「どちらにいたしますか」ではなく「どちらになさいますか」

「いたす」というのは謙譲語です。
そのため、相手が選択肢を持っている状況で使うのは不適切です。
原形は「する」という意味なので、尊敬語の形では「なさる」となります。
したがって、選択肢を伺う場合は「どちらになさいますか」を用いるようにしましょう。

まとめ

・承諾するときは「承知いたしました」
・謝る時は「申し訳ありませんでした」
・「宜しく」「致します」は漢字ではなく平仮名で使う
・席に案内する際は「お掛けください」
・「どうしますか」ではなく「いかがいたしますか」
・「こちらの方」「私の方」の「方」は不要なので削除
・「◯◯させていただいております」ではなく「〜しております」
・役職に「様」は付けない
・「とんでもございません」ではなく「とんでもないことでございます」
・「どちらにいたしますか」ではなく「どちらになさいますか」

いかがでしたか?
「えっ」いつも使っていた…という言葉もあったのではないでしょうか。
社会に出た段階でマスターできていると、それだけで「しっかりしているな」と印象を与えることができるのが敬語です。
今は頻繁に使う機会はないかもしれませんが、学生の内に扱えるようにしておきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

柳田哲

やなごん。 将来の夢は日本と中東の架け橋になること。 アラビア語・イスラームについて勉強していて中東をおもに放浪してます。 家系図作成もしていて、先祖を400年辿ることに成功しました。