被災者からもらった勇気に恩返しがしたい。ハードルの低いボランディアのプラットフォームづくり

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名前:桔梗谷光史さん
大学:早稲田大学3年
所属:東日本きずなプロジェクト
Facebook:https://www.facebook.com/

東日本大震災の任意ボランティア団体「東日本きずなプロジェクト」で活動する桔梗谷さん。
震災から月日が立ち、少しずつ当時の印象が人々の心から薄れていく中で、依然東北の復興にこだわりを持ち活動を続けている。

人々の心から震災のことが忘れられ始めている中で、今どんな想いを持ち、今後どんな活動をしようとしているのか。その心境を伺った。

大槌町の10年後に貢献する

—現在の活動の目的について教えてもらってもいいでしょうか?

東北大震災の後、大槌町ではそれまで深刻な問題だった人口減少の問題がより一層強くなりました。
元々、大槌町は山と海に囲まれて自然豊かな土地ですが、何か人を呼び込むような施設や名所があるわけではありません。

だからこそ自分は大槌町の10年後の未来に貢献して、そこに住む人が自分の街に誇りを持てるようになって欲しいと思い、今の活動を続けています。

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震災直後にもらった勇気

—何がきっかけになって今の活動を始めたんですか?

東北大震災が起こったとき、自分は丁度大学受験に失敗して、自分に自信を失っていました。
そんな中でテレビで震災の報道を見ていると、辛い状況の中で前向きに生きようとしている被災者の姿がでてきて、すごく勇気をもらったんです。

それがきっかけで大学入学後に東北を訪れたのですが、一年経ったそのときの東北にはまだまだ震災の爪痕が深く残されていました。
それを見たときに自分で何か少しでも恩返しをしたいと思い、今の団体に入ることを決めました。

シリコンバンドを使った募金活動

—現在の具体的な活動内容を教えて下さい。

現在、東日本きずなプロジェクトは早慶の学生メンバーが中心となって構成されています。
団体として一番力を入れているのは、以前中田英寿がコラボして企画されたホワイトバンドプロジェクトをモデルにした、早慶戦でシリコンバンドの販売と東北への募金活動です。

これまで7回程早慶戦に参加して、毎回多くのシリコンバンドを参加者に買ってもらうことができています。
その他にも大槌町へのツアーを企画したり、SNSを使って自分たちの活動を発信するなど、様々な手法を試しながら東北の復興支援を行っています。

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誰もがボランティアに参加できる、ハードルの低いプラットフォームを作る

—今後はどんなことに取り組んでいくつもりなのでしょうか?

自分がこのように震災復興の活動を行っている中で、最近とても感動した出来事が一つありました。
今年の3月11日にYahoo!が打ち出した、検索一回につき東北に10円を募金するという企画です。

震災のことが多くの日本人の心から離れる中で、この企画は自分にとって本当に心打たれるものでした。
検索という手法で募金のハードルを最低限まで低くして、誰もがボランティアに参加できるプラットフォームを作ったことは、自分自身が持っている課題意識に対して一つの答えを示してくれました。

自分にはまだまだスキルも経験も不足していますが、Yahoo!が打ち出した企画のように、何かしらの形で自分でハードルの低いボランティアのプラットフォームを作っていきたいと思います。

編集後記

自分自身、昨年東北を訪れたときに見た光景は未だに忘れることができません。
震災から3年半が経ち多くの人の心から震災の存在が消えかかってきている中で、このような活動を続けていることは本当に意義があることだと感じています。
もっと多くの人にこの活動が知られて、応援されてほしいなと思います。