就活前に知っておきたい注目ニュース、『中国株の大暴落』あの時中国に何があったの?

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こんにちは!
ススメライターの依田(https://www.facebook.com/yurika.yods?fref=ts)です。
近年上り調子だった中国の経済が、ここ数年になって頭打ちではないかと言われるようになってきました。
その顕著な事件が2015年の中国株大暴落です。
今回は中国株下落の大きな発端だと言われる2015年の事件について簡解説をしていきたいと思います。

2015年、中国経済に何があったのか?

2015年6月12日。
中国株が大暴落するという事件がありました。
その原因として、株が暴落するまで個人投資家たちが巨額の株投資を行い株バブルを膨らませ続けたということが挙げられます。

中国経済の不安定さは以前から指摘されていた

右肩上がりに見えていた中国経済ですが、実はところどころ不安点があるというのは以前より指摘され続けていました。

始まりは北京オリンピックから?

中国はオリンピックに向けて、大国のアピールとなるGDPをできるだけ多く見せたいという思いがありました。
そのため、不動産に投資させる不動産バブルによって、国民の固定資本を底上げしていました

しかし、これは経済実態に見合わない見せかけの固定資本です。
次第に家や土地に価値がなくなり、あっという間にバブルは崩壊してしまいました。

次に目を付けたのは「株」

このバブル崩壊により下がってしまったGDPを上げるために、政府が次に目を付けたのは「株」でした。
政府はテレビなどの媒体を使い、大々的に「今は株を買うべき!将来資産が増える!」と国民を煽りました。
そのため個人投資家もどんどん参入したということになります。

株価暴落の原因とは

1:海外投資家の売却

中国株の価値が下がっているのを支えるために、中国は自らの株を購入し、高値を維持していました。
中国は、自らの国の株を買い支えるために、アメリカに無断で米国債を売却し、資金を得ていました。

これは異常なことであり、海外投資家たちは「中国には外貨準備がないのでは?」と疑い始めます。
(外資準備金とは、外国為替の変動に対応できるように保有しておく、世界共通の価値を持つ『金(きん)』のことです。)

この外資準備金は、外国為替に対する国の信用そのものであり、これが少ないほど、外国為替の変動に対するリスクが高い、ということになります。
したがって、リスクが高いと判断されてしまった中国株は、海外投資家から手放されることになり、徐々に株を売る動きが出始めたのです。

2:個人投資家の不安

国がテレビ等の媒体を使って大々的に国民を煽ったため、国内に初心者投資家も多く生まれました。
浅い知識の投資家たちが海外投資家たちの動きを見て安易に投資、売却を繰り返しました。
株価が下がる、株が売られる、さらに下がる、さらに売られる……
といった具合に、株式の売却と株価の下落という悪循環が発生し、株価暴落に歯止めがかからなくなるのです。

以上、中国株の大暴落の基礎についてお話しました。
今後中国の経済がどう動くかは予測不能。
日本への影響にも注意していきたいものです。

ABOUTこの記事をかいた人

依田有里佳

東京女子大学 現代教養学部 国際社会学科 国際関係専攻3年 アジア、特に中国、台湾が大好き!台湾に5年滞在した経験があります。 大学では中国、台湾について研究。2015年9月より上海へ留学。 夢は、「伝える力で明るい東アジア」を作ること! 趣味は海外ドラマ、アニメ観賞。 facebook→https://www.facebook.com/yurika.yods