PRは団体にとっての呼吸!学生団体が今すぐ取り入れるべきPRの極意(後編)


ライターの柳田です。
先週の記事で、広報とPR(Public Relations)の違いについて説明しました。
両者の違いについては『前編』をお読みください。

それぞれの役割と違いについて理解していただいたと思うので、後編となる今回はいよいよ効果的なPRと、その実践方法をご紹介します。

目次

①目的を持ち、利用するツールを定める
②Google Analyticsを使用する
③PDCAサイクルを回す
④botなどに頼らない自然な情報発信をする
⑤PRとは呼吸であることを忘れない

①目的を持ち、利用するツールを定める

所属している学生団体ではどのようなツールを情報発信に用いていますか?
まずは全てのツールの現在の運用状況を把握しましょう。
そしてもしその中に全く使っていないものがあれば、運用する自信がない限りは解約してしまいましょう。

「え?もったいない!」と思いますか?
確かにそのアカウントにもフォロワーや「いいね」を押してくれているユーザーがいるかもしれませんが、アカウントを放置しておくデメリットに比べれば解約したほうが断然ましです。

PRとは信頼関係の上に成り立ちます。
外部の人は発信されている活動の情報を見て「あの団体は信頼できるな」と思うようになります。
もし、運用ができていないアカウントを見つけ最後の投稿が数ヶ月前などであればあなたはどう思うでしょうか?

「この団体は潰れているのかな?管理が雑だから活動も雑なんだろうな。」
こう思われても仕方ありません。

信頼は無くすのは簡単ですが築き上げるのは大変難しいものです。
運用する自信がないのであれば、「そもそもどのような情報を誰に対して発信したいのか」であったり、「このツールはなんのために使うのか」という目的意識を持ってアカウントを用意するようにしましょう。

②Google Analyticsを使用する

前編で説明したように、PRは一方的な情報発信ではありません。
発信した情報に対してどれくらいユーザーから反応があったか、そしてそれをもとに今後どのような方針にするかを考える必要があります。

そこでお勧めするのがGoogle Analyticsです。
団体によってはとっくに利用しているところもありますが、おそらく大半の学生団体ではGoogle Analyticsを利用していないのではないでしょうか。

Googleアカウントさえあれば一瞬で登録することができます。
使い方は簡単。
数分で終わる登録をして、指定のリンクを団体のホームページに貼るだけです。

これだけで、代表的なものだと以下の項目を知ることができます。

・団体のサイト・ブログに何人のユーザーが訪問しているか
・ページがどれくらい閲覧されているのか(ビュー数)
・日毎のアクセス数
・どこからサイトに来ているのか(検索なのか、SNSからなのか、他サイトからなのか等)
・どれくらいの時間ページを閲覧しているか
・どれくらいのユーザーがページからページに移動しているか、もしくは直帰しているか

この他にもたくさんありますが、まずはこの辺りの項目が重要ですね!
他にもユーザーの言語やどの国からのアクセスなのかなど眺めているだけでも面白いですよ(笑)

これによって、どれくらい発信した情報に対して反応があるかもしくは無いのか。
そしてどのようにすれば反応が上がるのかを考える指標となります。

似たようなものにTwitter Analyticsというものもあります。
ツイートに対する反応(タイムラインに表示された回数・読まれた回数・リンクや画像への反応)が分かります。
どの曜日や時間帯にツイートすれば反応が上がるのかをこれにより把握しやすくなりますね!

③PDCAサイクルを回す

Google AnalyticsやTwitter Analyticsなどで既存の発信方法に対する反応を見た後は、いよいよPDCAサイクルを回します。

Plan(計画)

反応を見た上で、どのようにすれば高い反応率を得られるのかを考えましょう。
投稿の時間帯は適切だったか、反応率をもとにどのようなコンテンツなら評判が良いのか、ツイートなどに埋め込まれたリンク先だけでなく、その後にどうやって他のサイトやページに誘導するかを考えるのです。

Do(実行・実践)

考えた後は実践あるのみです。
計画通りに正しく実践してみましょう。
計画を勝手に変えてしまうと今後活かすことができるような適切なデータが集まらないので注意しましょう。

Check(確認)

今回の方法に対する反応をAnalytics等を用いて確認してみましょう。

反応率が上がると考えられていた時間帯での投稿に変えたらどうだったのか。
これなら読まれるだろうと思ったブログに対する閲覧数・直帰率はどうだったのか。
確認することは多いですが、これらのデータが長期的に役立つことになります。

Action(改善)

上手くいったもの、予想に反して成果がでなかったもの様々なはずです。
しかし一回くらいのデータで諦めるのは早すぎます。
サイクルを繰り返し繰り返し行っていくことによって正確なデータが出てくるので諦めずに改善し続けましょう。

④botなどに頼らない自然な情報発信をする

次に情報の発信の仕方についてです。
LINE@など新しいツールが出てきていますが、ほとんどの学生団体ではTwitterやfacebookを中心とした情報発信を行っていますよね。
団体アカウントのタイムラインを確認してみましょう。

定期的に、そして頻繁に更新はできていますか?
botに頼っていて同じ投稿が多くありませんか?
手動で更新(botではなく自らによる更新)できていますか?

人間誰しも日頃見慣れているものには愛着がわきます。
反対に滅多に見ないものには警戒心がわきます。

ごくたまにしか見ない団体よりも、日頃頻繁に名前を見聞きする団体の方が明らかに信頼度が高いです。
そのため、定期的で頻繁な更新をするようにしましょう。

もちろん数を多くするために訳の分からないツイートをしたり、あまりにも頻繁でいつもタイムラインを占領するような過度な量は厳禁ですよ!

⑥PRとは呼吸であることを忘れない

いかがでしたか?
団体の情報発信の現在の状況をまずは確認することから始めましょう。
ただ思いついた方法で発信してハイ終わり!では単なる自己満です。

いくら正しくて有益な情報を発信したところで、読まれなければ意味がありません。
反応があってはじめて発信された情報は価値を持つのです。

PRは呼吸であることを忘れないようにしましょう。
呼吸が滞れば人間の体はだめになります。
同様に、団体におけるPRが滞れば団体の価値が下がっていきます。

PR会社であるフライシュマン・ヒラード・ジャパンの代表取締役社長である田中愼一氏によるPRのセミナーでこのような話を聞きました。
PRがダメだと顧客からの信頼度が下がる。
顧客からの信頼度が下がれば社員にモチベも下がる。
社員のモチベが下がれば会社の質が落ちる。

まさに酸素のように回るのです。
PRというものがどれほど大事な存在なのかを今一度考えて、団体を発展させていきましょう!

ABOUTこの記事をかいた人

柳田哲

やなごん。 将来の夢は日本と中東の架け橋になること。 アラビア語・イスラームについて勉強していて中東をおもに放浪してます。 家系図作成もしていて、先祖を400年辿ることに成功しました。