孫子の兵法から学ぶ!中国武将が教える「勝てる組織の秘訣」

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みなさんは、孫子をご存知でしょうか?
孫子は中国春秋時代に孫武によって書かれた兵法書のことです。
春秋時代には様々な勢力が拮抗し、戦乱の絶えない時代でした。

私は中国史の中でも、ここの時代が一番好きです。
何かがたぎる思いがするのは私だけでしょうか…?

春秋時代は紀元前770年から開始したと言われているので、孫子の兵法は2000年以上前から人々に読まれてきたことになります。
この孫子の兵法は著名なビジネスマンが読んでいることでも有名です。
つまり、孫子の兵法は現代でもビジネスの場において十分に活用できる兵法なのです!
今日はそんな孫子の兵法から、「勝てる組織の秘訣」について、私が厳選したものをお届けしたいと思います。

メンバーには温情をかけてやる

卒、未だ親附せざるに而もこれを罰すれば則ち服せず、服せざれば則ち用い難きなり。
卒、親附せるに而も罰行なわざれば、則ち用うべからざるなり。
故にこれに令するに文を以ってし、これを斉うるに武を以ってす。
これを必取と謂う。
令、素より行われて、以ってその民を救うれば則ち民服す。

「兵士が十分なついていないのに、罰則ばかり適用したのでは、兵士は心服しない。
心服しない者は使いにくい。
すっかりなついているかといって、過失があっても罰しないなら、これもまた使いこなせない。
したがって、兵士に対しては温情をもって教育するとともに、軍律をもって統制をはからなければならない。
ふだんから軍律の徹底をはかっていれば、兵士はよろこんで命令に従う。」

信頼のない上司、先輩から言われるアドバイスほどうるさいものはないですよね。
しかし、信頼のある人から言われるとどうでしょう。
そのアドバイスは価値のあるものとなるだけではなく、「あの人にならついていける」と思わせることが組織統制の優先事項になります。

危機感を共有させる

兵士、甚だ陥れば則ち懼れず。
往く所なかれば則ち固く、深く入れば則ち拘し、巳を得ざれば則ち闘う

「兵士というものは絶体絶命の窮地に立たされると、かえって恐怖を忘れる。
逃げ道のない状態に追い込まれると、一致団結し、敵の領内深く入り込むと、結束を固め、どうしようもない事態になると、必死になって戦うものだ」

まさに、「ピンチはチャンス」ということですね。
人はピンチな時程こそ頑張れ、仲間との結束が高まります。
部活や学生団体などで、このような経験をした方はいませんか?
組織がピンチになった時、リーダーだけが危機感を抱え込むのではなく、それをうまく組織内に波及させることが大切です。
そのことで、組織全体の一体感を高めながら、問題解決に向かうことができます、



以上、私が孫子の兵法から厳選して抜粋した、勝てる組織の秘訣です。
孫子の兵法からはほかにもまだまだいろんなことを学ぶことができます。
マンガになっていたり、簡単な解説が付いたものが売っていますので、興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。

(参考文献:守屋淳『最高の戦略教科書 孫子』日本経済新聞出版社 2014年)

ABOUTこの記事をかいた人

依田有里佳

東京女子大学 現代教養学部 国際社会学科 国際関係専攻3年 アジア、特に中国、台湾が大好き!台湾に5年滞在した経験があります。 大学では中国、台湾について研究。2015年9月より上海へ留学。 夢は、「伝える力で明るい東アジア」を作ること! 趣味は海外ドラマ、アニメ観賞。 facebook→https://www.facebook.com/yurika.yods