組織を引き継ぐときに意識しておきたい6つのこと

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いつまでも同じメンバーでいる組織はありません。
組織や活動が大きくなるにあたり、下へと引き継いでいく必要があります。

企業の場合は成長に合わせて引き継げばいいし、たとえ引き継げなくても現状維持ですむかもしれませんが、学生団体の場合はこの引継ぎがとても重要になってきます。

学生の場合、基本的には4年間という縛りがあり、1年ごとに代替わりがあるため、引継ぎのペースがとても早いです。

以前の記事「組織のライフサイクルから考える学生団体の在り方」で書きましたが、こういった組織のサイクルも関わっていきます。

そこで今回は、後輩へと引き継ぐ立場の人がなにをすべきか、引き継ぐうえでどういったことを意識しておくといいか、まとめてみました。

1.役職ではなく役割を引き継ぐ

代表は次の代表、メディア局統括は次のメディア統括へ変わりますが、ここで引き継がれるのは役職なのですが、役割を引き継ぐ意識を持ちましょう。

例えば、前の代表が「メンバー全員を引っ張る役割」を持っていたとしても、次の代表は大人しいので「メンバーをまとめる役割」を果たすかもしれません。
その場合、「メンバー全員を引っ張る役割」は他の誰かが担う必要があります。

特に組織がまだ成熟していないフェーズでは、代によって役職ごとの役割が大きく変わります。
上のように、その人の人間性次第でも役割が変わることがあります。

別に代表だから代表に引き継ぐ必要はありません。
自分の役割を1人に引き継ぐ必要もなく、3人に分けて引き継いでもいいと思います。
役職に捉われないようにしましょう。

2.役割を細分化する

上で述べたように役割を引き継ぐとして、どんな役割があったでしょうか?

意外と自分がどんなことをしていたのか考えてみると難しいです。
活動自体のなかでの役割はもちろん、組織のなかで果たしていた組織運営などの役割もあります。

自分が今までやっていたことを些細なことから大きいことまで、そして、自分がやってもらいたいことも全て洗い出したうえで、その役割を各々に引き継いでいきましょう。

3.[マインド][スキル][権限]を全て引き継ぐ

引き継ぐものを大きく分けるとこの3つに分かれると思います。
たまに、引継ぎというとスキルだけ、権限だけ、と偏った引継ぎがあります。
それでは引き継がれてない部分が抜けて、組織がブレていってしまいます。

[マインド]
自分たちがどういった想いでやっていたのか、何を目指しているのか、これから先どうしていきたかったのか、しっかりと想いを聞いておきましょう。
その想いが積み重なっていき、より大きな活動になっていくはずです。

[スキル]
活動していくうえで専門性が高いスキルから、MTG運営などの基礎的スキルまで多くのスキルがあると思います。
同じ活動をしていくためには、同じレベルのスキルがないと実現しないはずです。
スキルが落ちたと言われないように。

[権限]
引き継ぐということは任せるということです。
不安なことはあるかもしれませんが、しっかりと任せましょう。
あくまでも主体は引き継いだ団体があることを忘れないように。

4.引き継がないことも引継ぎの1つ

自分が知っていること、できること、やってきたことは全て引き継ぎたくなるはずです。
ただ全て引き継いでいたら新しいことを覚える余裕もなくなりますし、余計なことまで覚えなくてはいけないかもしれません。

自分が不要と思ったことは引き継がないのも1つの手です。
もちろん伝えることはしてもいいと思いますが、それを引き継ぐかどうか取捨選択できる状態にしておくといいかもしれませんね。

また、引継ぎをしないことで、引き継がれるものもあります。
主体性やリーダーシップは引き継ぐというより生みだすものに近いかもしれません。
口に出さないことで引き継がれるものもあるので、意識してみてください。

5.互いに歩み寄る

引継ぎというと響きはいいですが、一歩間違えるとただの「押し付け」になってしまいます。
だからと言って、控えめに引き継ぐと、「放置/無責任」になってしまいます。
これらは紙一重です。
そのときの感情や話し相手が変わるだけでも、変わってしまいます。

だからこそ、互いに歩み寄ることを意識しましょう。
メールではなく、直接会って話しましょう。
自分だけ話すのではなく、相手の話もしっかり聞きましょう。

お互いに団体が良くなることを考えているのだから、絶対に手を取り合ってやっていけるはずです。
しっかりとコミュニケーションをとることを意識してみてください。

6.後輩が成功するまでが引継ぎ

しっかりと成功してまた1つ先の代へと引き継がれるまでが役割だと認識しています。
代替わりで引き継いだだけで引き継げるものではありません。
引き継げていないことが出てくることもあるでしょう。
自分より上の存在になるまで、引き継ぐべきことはあるはずです。

そして、引継ぎのスキルまで引き継ぐ必要があります。
そうなったときに、引き継いだ後輩が引き継ぐまでが役割だと思うのです。

どこまでが引継ぎなのか、とても難しいと思いますが、自分のなかで引継ぎを定義して、何を引き継ぐのか明確にしておきましょう。

最後にまとめておきます。

1.役職ではなく役割を引き継ぐ
2.役割を細分化する
3.[マインド][スキル][権限]を全て引き継ぐ
4.引き継がないことも引継ぎの1つ
5.互いに歩み寄る
6.後輩が成功するまでが引継ぎ

ぜひ引継ぎのときには心がけてみてください。