あなたはどのタイプ?チーム分析から導き出される学生団体の4つの属性

学生団体やサークルはたくさんありますが、
団体によってその特徴や雰囲気はもちろんばらばらです。
ただ組織の成長や将来を考えたときに、それらの要素は今後に大きな影響を与えます。

例えば、テニサーが大きい学生団体と同じような戦略をとったとしても上手くいかないように、
各々の組織にあった成長の仕方があります。
今回はその組織は大きく4つに分けて、
学生団体の属性からどういった形でやっていくのがいいかまとめてみました。

これが4つに分けたときの図です。


図の説明をすると、
縦軸はその学生団体メンバーの「能力の高さ/低さ」です。
横軸はその学生団体の組織構造が「仕組みベースか/人ベースか」です。
この2軸で「仲間」「軍隊」「少数精鋭」「エリート」の4つのタイプに分けられます。

なんとなくこれだけ見ると、エリートや少数精鋭がいいんじゃないか、と思えてしまいますが、
どのチームが一番優れているかではなく、どのチームにも長所/短所があります。
自分たちの学生団体が今どのタイプで、今後どういった組織を目指すか考えた上で読んでみてください。

■みんな仲良し「仲間」チーム

仲間チームのイメージとしては「仲良しサークル」「忙しくないまったりした学生団体」です。
あまりガツガツせず、自分たちのペースでやっている組織が当てはまります。

仲間チームの強みとして、
・みんなで協力して全力でやり切る
・和を大事にしていて平和だと上手くいく
・みんなで決める民主主義派

が挙げられます。
みんなで力を合わせてやるから、みんなが本気になって頑張れる。
活動がそこまで大きくなく安定していると、団体自体もとても安定しているはずです。

ただ弱みとしては、
・トップではなくメンバーに依存する
・みんなで仲良く沈む

ことがあります。
安定していると問題ないのですが、
急激な成長をしない分、少しずつ斜め下になると止まりません。
のんびりしている分、その沈み具合に気づくのも遅く、気付いたときには手遅れです。
また、みんなで頑張るためトップが引っ張ることも難しく、出る杭が育ちにくい風土でもあります。
組織として雰囲気も良く安定するため、それが少しずつ伸びる形を作りましょう。

★成長のポイント:「目標設定を少し高めにおく」

■きっちり役割分担「軍隊」チーム

軍隊チームのイメージは「昔からある大きい学生団体」です。
個人的にはAGEさんやキッカケさんはこのタイプに近いのかなと思っています。
人数が多く、全員まとめてしっかりと動いている団体が当てはまります。

軍隊チームの強みは、
・仕組みがしっかりしている
・目的が明確で個人の能力が活きる
・トップのレベルが生かされる

が挙げられます。
しっかりと役割分担をしているため、メンバーのやるべきことがはっきりしています。
だから、自分がやりたいことだけやればいいし、自分の相性にあったことをすればいいので、
メンバー全員のスキルがとても活かされる仕組みがあります。
そして、その仕組みをつくるトップのレベルが重要です。

弱みとしては、
・トップのレベルに左右される
・誰もが全力ではない
・急な変化には弱く仕組み頼り

という点です。
役割分担がしっかりしているせいか周りへの意識は低く、
情報共有などは適当に他人事のように聞いています。
各々が好き勝手に自分の役割をやっているため、組織としての統一が感じられにくいです。
また、トップがつくる仕組みに左右されるのと、その仕組みは変化に弱く、
なにかあったときに対応できないことが多いです。
常に良い仕組みを作っていくことを心がけること、
組織全体でまとまって動けるように団体のビジョンをしっかり浸透させましょう。

★成長のポイント:「ビジョンを浸透させ助け合える団体に」

■とにかくすごい「少数精鋭」チーム

少数精鋭チームのイメージは少人数ですごい成果を出しているチームです。
それこそ個人で活動していたり、プロジェクト単位の組織がこのタイプに当たります。
個人的には「世界一周団体TABIPPO」はこのタイプだと思っています。

少数精鋭チームの強みとしては、
・全員が主人公でスキルが高い
・フィーリングでなんとかなる
・変化が激しい状況でも強い

ことです。
全員がスキルが高くやりたいことを持って動いているため、とても優秀な集団です。
指示や情報共有が雑でも、大抵理解して勝手に動いても問題ありません。
だから、変化が激しかったり、大変な場面が多くても乗り越えていけます。

逆に、弱点としては、
・継続性が弱い
・仕組み化が難しい

という点です。
好き勝手やるチームなので、やりたいことが変わったり、やり終えるとメンバーが抜けます。
また、フィーリングで繋がり、スキルの高さが求められるため、
どうしても仕組みに落としこむのが難しく、誰でも参加できるチームではありません。
このチームの場合は「絶対的なリーダーの存在」があると安定します。
もしくは、抜けたメンバーなどを中心に「別組織で増殖」することも1つの手です。
この組織を大きくするよりも、他の組織として全体で大きくなるほうが向いているでしょう。

★成長のポイント:「絶対的なリーダーの存在をつくる」

■なんでもこなせる「エリート」チーム

エリートチームのイメージは「インターン生のチーム」「学園祭実行委員会」です。
軍隊チームに比べるとスキルが高いのが特徴で、ある意味プロ人材の集団になります。
ただ、規模感としては、少数精鋭よりも多い30~70人程度の団体であることが多いです。

エリートチームの強みは、
・高度なプロセスの形成と実現
・開発競争に強い

ことです。
どんなに難しい仕組みであったり、課題があったとしても全員がこなすことができます。
例えば、団体運営で「facebookグループを使おう」となったとしても、
全員がすぐに対応して、決められたルールを守ることができます。
これはスキルが高い集団でないとできないことです。
だからこそ、普段の活動の質も高く、同じ時間を与えられたら他のチームには負けないでしょう。

逆に、弱みとしては、
・新興勢力に弱い
・マンネリ化する

ことです。
やはり仕組みがしっかりしている分、新しいことに手が出しにくいことがあります。
そして、活動や組織自体がマンネリ化してモチベーション低下などに繋がります。
ある意味、馬鹿なことをして、新しいことに挑戦する勢いが重要になっていきます。
そういった組織の新陳代謝を上げるような存在であったり、
仕組み自体をどんどん良くしていく仕組みがあることで、どんどん成長できるはずです。

★成長のポイント:「新しいことに挑戦する」




今回はタイプ別に学生団体の属性を考えてみましたが、
自分たちの団体がどのチームタイプにあたるか分かったでしょうか?

どのタイプにも強みがあるため、どこを伸ばしていけばいいか、
目指すべきチームはどれか考えた上で、今後の活動を考えていく上で参考にしてみてください!

今回のチームタイプの分析に関しては、この本がとても参考になります。
もっと詳しく学びたい人はぜひ読んでみてください。

「稼ぐチームのレシピ」著)キャメル・ヤマモト