【学生団体の代表へ】マキャベリの君主論から学ぶ!理想のリーダー像5ヶ条

マキャベリという人物を学生のみなさんはご存知でしょうか?
彼は15世紀から16世紀にかけて活躍した、政治思想家であり外交官であった人物です。
「国家が危機に陥った場合、政治家は(国家存続の)目的のために有効ならば、手段を選ぶべきではない」という主張を唱え、国家にとって理想なリーダー像を描いた彼の思想は今なお強い影響力を持っています。

彼が生きた時代は争いの絶えない中世イタリアだったため、私たちの思い描く「リーダー像」に当てはまりそうもないものも多くあります。
しかし彼の思い描くリーダー像の中には、どれほど時代を隔てようとリーダーが心がけておきたい心構えもあります。

そこで今回は学生団体の代表を始めとして、「リーダー」に心がけてもらいたいマキャベリの主張の中から厳選した5ヶ条ご紹介します。

・リーダーは理想だけを追い求めるな
・リーダーは軽蔑・憎悪されてはならない
・リーダーは常に自己啓発につとめるべき
・問題点は早期に発見せよ
・リーダーに必要なのは知力ではなく判断力

リーダーは理想だけを追い求めるな

「誰からも尊敬されたい」と思うのが地位問わず人としての性ですよね。
ただ誰から見ても尊敬されるような美徳を備えることは現実的には不可能です。
組織にとって不可欠な場合は悪事を働くことも躊躇すべきではない。

マキャベリはその理由を次のように言っています。
「一見すると善行に見える行動が君主を破滅に導くこともあるし、一見すると悪行に見える行動が結果的には君主の権力を強化し、国に繁栄をもたらすことがあるからだ。」

リーダーは軽蔑・憎悪されてはならない

マキャベリは軽蔑されるのは次のような人物だと言っています。
「気が変わりやすく、軽薄で、怠惰で、心が狭く、優柔不断な人物だ。」

つまりこの逆の行動を取っていれば自ずと軽蔑されることはなくなります。
したがって、リーダーとは「いつも決断力のある偉大な人物に見えるために努力を積む必要」があるのです。

では憎悪とはなんでしょうか。
彼は次のように言っています。
「憎悪される場合とは、自分の強欲で他人に被害を与えることだ。」

つまり自分の都合で他のメンバーに被害を与えるということになります。
組織のリーダーたるもの、自分の都合は考慮せずに組織全体の利益を常に最優先する必要があります。

リーダーは常に自己啓発につとめるべき

リーダーは、常に自らだけでなく自分の部下・後輩を訓練しなければなりません。
組織の長として、最も大切なスキルの一つが「問題が起きた時に対処する力」です。

そのために身の回りの人だけでなく、自分自身があらゆる問題への対処法を学ばなければなりません。
つまり何もない時でも他の団体から問題の解決法を学び、過去のデータから対処法を学ぶ必要があるのです。

問題点は早期に発見せよ

問題が小さいうちは解決するのはとても簡単です。
しかしその問題を放置しておくと、後々大きな問題となってしまいます。
組織が危うくなってからだと解決するのは非常に困難になります。

したがってリーダーは、組織内の問題がまだ解決可能なほど小さいうちに発見し、かつ解決する必要があるのです。
具体的にどのようなことが必要かというと、リーダーが心がけておいて欲しいのは、「メンバーとの対話」です。
なるべく一対一での対話により各自が不満に思っていること、問題点を共有し解決へと導きましょう。

リーダーに必要なのは知力ではなく判断力

たまに「頭がいい人がリーダーになるべき」という声を聞きます。
それは間違いではなくても正解ではありません。
マキャベリ曰く、人間の頭脳には三種類があるそうです。

1.自ら思考し、理解する頭脳
2.他人の考えを聞き、理解する頭脳
3.自ら思考せず、他人の考えを聞くこともできない頭脳

もちろん1が理想的ですが、上記でお伝えしたように、リーダーは必ずしも頭が良くなければならない必要はありません。
他のメンバーの意見を吸い寄せ、それをまとめる力が何よりもリーダーには必要なため、2でも十分です。
むしろ頭脳明晰なメンバーはリーダーを常に支える側近の役割を与え、共に組織を運営していくことが理想です。

いかがでしたか?
マキャベリの思想は国家を統治する政治家を対象にしたものであるため、学生団体のリーダーにとっては首をかしげるものも当たり前ですが多くあります。
しかしどの時代においても君主の理想像として参考にされた彼の思想を学ぶのは大きな意味があるはずです。

リーダー像の他にも彼の著した『君主論』には組織の運営方法など、学生団体にも当てはめられるものが多くあります。
日本語訳や解説書も多く出版されているのでぜひ手元に置いてみてはいかがでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

柳田哲

やなごん。 将来の夢は日本と中東の架け橋になること。 アラビア語・イスラームについて勉強していて中東をおもに放浪してます。 家系図作成もしていて、先祖を400年辿ることに成功しました。