こんにちは!ススメライターの依田です。
海外に出ると、宗教的な場面に遭遇することが多いですよね。
私も海外に出るたびに、日本ではなかなか感じられない宗教の存在を感じます。
人々の生活と宗教は密接な関係にあり、生活の根幹です。
しかし日本人は無宗教の人が多いため、宗教への理解がどうしても疎い。
大学生が将来グローバル人材になるために、宗教への理解を深めていくことは必須事項です。
未来のグローバル人材必見!
9月は世界の宗教シリーズとして、世界の三大宗教について勉強していきたいと思います。
第1回目の今日はキリスト教です。
キリスト教の概要
創始者はイエス・キリストと呼ばれるユダヤ人です。
信仰人数は世界人口の31.5%を占め、1位はアメリカの24,302.8万人で、人口比の78.3%に当たります。(2010年:出所 Pew Research Center)
キリスト教にとっての聖書は旧約聖書、新約聖書両方を指します。
イエス・キリストってどんな人?
イエス誕生
イエス・キリストがあまりにも神格化しているためたまに架空の人物だと思う人もいますが、イエスは現在のイスラエルの地で生まれた実在の人物です。
父は大工であったヨセフ、母はマリアといいます。
ヨセフとマリアは結婚していました。
しかし、ヨセフには覚えがないのにマリアはイエスを出産。
レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた「受胎告知」とは、マリアが処女受胎する前を表しています。
イエスの布教活動
イエスは30歳になる頃に布教活動を開始しました。
聖書の中には、その布教活動の中でイエスが町人の病気を治したりするなど、奇跡を起こす姿が描かれています。
その評判によって、イエスを救世主だと考える人が増えました。
しかし、ユダヤ教保守層の指導者にとって、他の信仰対象が生まれるなんてことは面白くない。
あの手この手でイエスを陥れようとしますが、イエスの機知によりなかなか成功しない。
しかし、ユダヤ教指導者はついにイエスを捕まえます。
イエスの最期
逮捕前夜、イエスは弟子たちと夕食を共にします。
イエスはその時、「この中で誰かが裏切るだろう」と言いました。
その際に動揺する弟子達が、かの有名なレオナルドダヴィンチ作品「最後の晩餐」で描かれています。
実際に、その中のユダという弟子が裏切り、イエスの居場所をユダヤ教指導者に教え、イエスは逮捕されました。
そしてイエスは釘で十字架に打ち付けられ、血を流しながら死んでいく。
これがイエスの最期でした。
キリスト教の始まり
イエスの死んでから3日後、亡骸がお墓から消えました。
このことにより、これをイエスの復活と考える人が増えたのです。
現代の復活祭とは、死んだイエスが3日目に復活したことを記念・記憶する、キリスト教において最も重要な祭です。
イエスの弟子たちは、巻き添えになるのを恐れて逃げていましたが、復活したイエスに会ったことをきっかけに再び集まり、弾圧を恐れずイエスの教えを人々に説きはじめます。
のちにイエスの言動を記した文書や、弟子たちの手紙などから新約聖書が作られました。
ちなみに、旧約聖書はユダヤ教の聖書です、
ユダヤ教から生まれたのがキリスト教だから、そのもとは旧約聖書というわけです。
以上、キリスト教特集でした。
イエスの生涯やキリスト教の成り立ちについては、絵画や映画、小説などでも取り上げられています。
教養がなければ、それらの真意すら分からないのです…。
グローバル人材の教養として、少なくとも三大宗教の基本は押さえておきましょう!