学生団体に所属・活動出来る期間には限りがあります。
大学を卒業した後にも団体が続くためには、自分に変わって運営する後輩の育成が必要です。
そこで、チーム運営するときにあると良いスキルとしてコーチングがあります。
この記事では、コーチングについてとコーチングのメリットを紹介したいと思います。
Contents
コーチングとは
コーチングと言う言葉を聞いたことがある人は多いと思います。
コーチングとは英語の馬車(coach)を意味する言葉であり、そこから人を目的地に送り届けるという意味があります。
コーチングは人材育成を行う手法の1つであり、質問型のコミュニケーションを使い、目標に対して相手が取るべき行動を自ら選択することを促すことが出来ます。
また、自律的な選択により行動を誘発することも可能です。
コーチングとティーチングの違い
やり方や方法を教え助けることをティーチングと言います。
ティーチングとは異なり、コーチングは相手が自ら答えを発見出来るようにサポートをします。
コーチングとティーチングを使い分けることで、その人にとって最適な成長を促すことが可能です。
コーチングを行うことによって起こるメリット
当事者意識が芽生え、自立の意識が高まる
メンバーがこうあってほしい、こんなチームになってほしいといった、あるべき姿を作り出すためには、まずリーダーが自分に変化を起こさなければ何も変わりません。
リーダーが当事者意識をもってこそ、メンバーにもそのような意識が芽生えてきます。
パフォーマンスが向上する
なぜ、この目標に進んでいるのか目標の向かう意味が出来たとき、人はおのずと動き始めます。
やらされている意識から自分でやる意識へと移行し、パフォーマンスが向上します。
自分の担っている仕事の意義を考えることが出来れば、行動が変わります。
組織力が向上する
組織力とは、一人ではなく、複数で何かを達成する力のことです。
コーチングを行うことによってメンバーの役割を認識させ、当事者意識が芽生えさせることが出来ます。
お互いに、コーチングし合う関係が習慣化すると、個人の自立の意識がどんどん進んでいきます。
組織に依存せず恊働の態勢が生まれ、チームとしての目標や何をすべきかはっきりし、チームのベクトルがそろい行動する意義が明確になるはずです。
信頼関係が強化出来る
メンバーと共に目標達成を支援するのがコーチングです。
決してメンバーを操作するためのものではありません。
自然とチーム内でコーチングが出来るようになると網の目のような強い関係になります。
相手の”考える力”を高める
コーチングはメンバーの考える力を引き出します。
答えを自力で出してもらうようにします。
答えを教えるティーチングとは対極の関係にあります。
ティーチングをチームとして続けていると、メンバーの力が埋もれたままになります。
メンバーを未熟にしてしまう可能性があるので気をつけましょう。
いかがだったでしょうか?
学生団体に限らず、チーム運営に携わってる方はメンバーのモチベーション維持のため、パフォーマンス向上のため、より良いチーム運営のために、コーチングを勉強しておくべきではないでしょうか?