ライターの柳田(@venice)です。
今回伝えたいのが「文章の書き方」
17卒のみなさんは特に、これから卒論とESを中心に「文章と向き合うこと」が多くなるはずです。
「文章なんて誰でも書けるじゃないか。」
本当にそうでしょうか?
文章を書く際に気をつけなければならないことは、自己満足に終わらないこと。
読み手が、書き手の伝えたいことを理解して初めて文章には意味が生まれます。
当然、理解のしやすさは文章によって異なります。
そこで今回は文章力をアップさせるために必読な本を一冊ご紹介します!
確実に文章力が向上する7つのステップ
赤羽博之『伝わる文章の書き方』
その一冊がこちら。
amazonでも5つのレビューのうち、星4が1人、星5が8人という高評価です。
文章の書き方の技術をこんなにさらしてしまっていいのかと思うほど
たくさんの具体例と丁寧な説明で満ちています。
この本に書いてある通り、ひとつひとつ実践したら
簡潔でわかりやすい文章がきっと書けるようになるでしょう。
筆者の赤羽さんはフリーライター&編集者で、過去には出版社で8年間勤務した経歴をお持ちの方です。
この本の一番の魅力は単にノウハウを書いて終わりではないということ。
多くの例文や練習問題を載せることで、読むと同時に実践ができるのです。
冒頭に書いたような、「文章は読み手に伝わってこそ」を実践している作品ですね。
この作品では文章力がアップするための7つのステップが書かれています。
その7つのステップというのがこちら。
①短く書く
②同じ言葉は省く
③言葉を丁寧に選ぶ
④より具体的に書く
⑤リズムと流れを考える
⑥言葉を入れ換える
⑦書いた文章を読み返す
それぞれのステップを20ページほど用いて、例文、問題、解説していきます。
特に、「短く書く」・「同じ言葉は省く」・「リズムと流れを考える」という3つは個人的にすぐに実践することができ、なおかつ読みやすさが急激に上がったのを実感した項目です。
一例を紹介すると、
(NG例)
研修のテーマは「問題解決」だ。私にとっては重要な課題だ。3日間の集中力が勝負だ。
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(OK例)
研修のテーマは「問題解決」だ。私にとっては重要な課題。3日間の集中力が勝負だ。
違いはたった「だ」という一文字がしたの文章では消えていること。
「これだけ!?」と思うかもしれませんが、ぜひ一度声に出してください。
リズムが驚くほどよくなっていることが分かるはずです。
このように、文章というものはたった1つ、されど1つの世界なのです。
特に就活生にとってはESにもってこいのテクニックだと思います。
内容が同じでも書き方一つで文章は相手への伝わり方は大きく異なります。
ぜひ一度手にとって、ESや卒論、もちろん普段の文章に生かしてみてはいかがでしょうか。