こんにちは、ひらっち(@mad_rampage )です。
皆さんは「デザインシンキング」「デザイン思考」という言葉を耳にしたことはありますか?
近年多くのビジネスパーソンや成長意欲の高い学生の間で注目を集めてきたキーワードですが、実際のところデザインシンキングとは何であるか理解できている人は少ないのではないでしょうか。
そこで今回はそのデザインシンキングについて、ポイントを絞りながら解説していきたいと思います。
①「デザインシンキング」とは
デザインシンキングというのはアメリカ・シリコンバレーに拠点を置く「IDEO(アイディオ)」という会社によって提唱された概念です。
もともとはデザインを手掛ける上での思考プロセス、いわゆるデザイナーと呼ばれる人々が用いていた思考方法をビジネス方面にも応用していく形で世の中に広がってきたものになります。
③既存の思考法との違い
それでは今までビジネスシーンで用いられてきた思考法とはどのように違うのでしょうか。
ビジネスでの思考法の代表例ともいえるロジカルシンキング(論理的思考法)と比較してみましょう。
ロジカルシンキングを用いてビジネスを考えると、すでに明らかになっている問題をどのように解決していけばいいのか、今までの潮流から判断してどのような戦略を採ることが最適解なのかといった考え方になります。
一方でデザインシンキングはというと、そもそも解決すべき問題は本当にそのポイントなのかを改めて考え、データなどの論理性よりも、リアルな生の現場から得られたものを起点にイノベーティブな解決策を出していこうという考え方です。
ロジカルシンキングは確かに重要なスキルかもしれませんが、それだけでは解決できない問題も世の中に増えてきているのが現状です。
そのため、その現状を打破するためにデザインシンキングという概念が提唱されたというのも自然な流れかもしれません。
③実際の使用事例
では、デザインシンキングは実際にどのように用いられているのでしょうか。
有名なものだと、AppleのiPod、任天堂のWiiなどの開発プロセスでデザインシンキングが活用されていたといいます。
また、製品開発だけでなく、GE、P&Gといった世界的な大企業が組織戦略を策定する際にもデザインシンキングの手法を用いたともいわれており、ビジネス全般で使うことができるものだとわかります。
学生団体などの活動をしている皆さんも、自分たちの活動内容、組織の在り方をデザインシンキングを用いて捉え直してみるのもいいかもしれませんね。
以上、ひらっちでした!