「インターンシップ」を知らない大学生は減ってきているとは思いますが、
インターンシップの参加に対してのモチベーションはそれぞれ学生によって差があるように思えます。
とりあえず、という気持ちでインターンに参加する学生も少なくはないようですね。
A君「周囲が焦ったようにインターンシップに参加しているので、自分も参加しなくてはならないように感じている」
Bさん「ある外資系企業のインターンシップに参加した先輩が、能力を認められ早々内定を貰っていた。自分も早めに内定を貰い、少しでも余裕を持って就活を行いたいと思って、まずは参加しようと思った」
C君「就活でアピールするためのエピソードに乏しく、インターンシップに参加する事で、アピールするための材料を集めたいと思った」
理想離れるインターンシップ 周囲の真似、ネタ作り…就活学生の弱い動機 (SankeiBizより)
このように、就活に有利そうだし、先輩がやっていたから、やったほうがいいのかも、
と思って参加する学生が多いそうですね。
それくらいの気持ちでのインターンへの参加は価値があるのでしょうか?
果たして、「インターンシップで得られる価値」というのはどのようなものなのでしょうか。
企業と学生のマッチング
上記の記事にも書かれていますが、
ひとつは学生と企業のマッチングでしょう。
実際に働きながら企業を知ることができるのはインターンの大きな魅力です。
企業側も学生が実際に働く姿を見て、実際の能力を知ることができるため、
採用における両者のミスマッチを防ぐことができます。
大学生活中の社会経験によって、成長できる
インターンをするということは、大学生活をしている際に社会経験をするということ。
それはバイトとは違い、その場にいるだけで成果物をあげられるほど甘くはありません。
そのために自らがいくら稼げるのか、成果物をあげるためには、ノルマを厳しく追っていくこと
などの責任を学んでいくことができます。
以上2点をあげましたが、これらは長期インターンに参加する価値だと思います。
長期インターンというのは約3ヶ月以上のインターンが目安と言われています。
長期で働くことで会社や仕事への理解も深まり、またその業界などへの理解も深まります。
企業側も長期で働いてくれる学生にはより様々な仕事を任せてくれるようになります。
それは成長と呼べるでしょう。
それだけの経験をした学生が他の企業でも重宝されるのは間違いないでしょう。
大学生のうちに、その企業を深く知りたい、成長へのステップにしたい、
と思う学生は長期インターンを一つの選択肢として、おすすめしたいと思います。
冒頭であげたような学生はだいたい、短期のインターンに参加することが多いようです。
短期インターンに意味がないとは言えませんが、それほど弱い意思で参加するのであれば、
やはり効果は減ってしまうと思いますので、長期でも短期でも、
なんらかの目的をもった参加をすることが重要なのではないでしょうか。