インタビュー

水餃子でつなぐ!日本と中国「異文化間の架け橋に」国際クリエイター|範 東洋彦

夢を行動に移しているロールモデル(模範)となる大学生「ろるも学生」への取材3人目は…

「日本と中国の架け橋」になるために活動している、東洋プロダクト(株) CEO  範  東洋彦(はん  とよひこ)君です。

  • 日本と海外をつなげるような活動に興味のある学生
  • 学生起業をしたい学生
  • 熱中できることを見つけたい学生

へ学びと刺激を届けることができたら嬉しいです。

 

水餃子で起業をした大学生

ニノ
ニノ

初めまして!

「水餃子で起業をした学生がいるらしい」という情報を耳にし、すごく話したかったんです。
なんだか面白そうな話を聞ける気がします…!

ではまず始めに、自己紹介してもらってもいいでしょうか?

 

範

こんにちは!東洋プロダクト株式会社のCEOをしております範  東洋彦です。

両親は中国出身ですが国籍は日本で、生まれも育ちも佐賀県。現在も佐賀を拠点に活動しています。

今日はよろしくお願いします!

 

ニノ
ニノ

こちらこそ、宜しくお願いします。

もともと中国にゆかりがあったんですね。会社のこともですが、範君のことも色々と教えていただけたらと思います。

早速ですが、「東洋プロダクト株式会社」ってどんな会社なんですか?

 

範

東洋プロダクト株式会社は、「日本と中国をつなぐ企業であり続ける」という理念のもと、2017年4月に株式会社として設立しました。

現在は水餃子の製造販売や中国メーカーの協力のもとペーパータオルなどの中国輸入製品の取り扱いを行なっています。

中国という国を、本場の食文化で繋いでいく「ちゃおずの水餃子」や、信頼あるMade in Chinaブランド確立のため、中国メーカーと提携して新プロダクト開発を行ったりしています。

 

ニノ
ニノ

身近にある餃子という食べ物に注目した点が、とても興味深いですね!

でもいきなり飲食を始めるのは難しい気もするのですが、餃子の事業に関しては、何か前身となるような組織や体験などがあったりするんですか?

 

なぜ「水餃子」を売るようになったのか

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範

大学一年の春から、通訳や中国語講座の活動をしており、次第に中国語で地元の佐賀の観光案内をしたいと考えていました。

そこで、地域の観光団体の偉い人を訪ねた際に「まずは地元のイベントに参加してみないか?」と言われ、「やります!」と即答しました。

「でもいざ出店って何しよう?」と考えた末、「3歳くらいから家族みんなで作っていた水餃子を作ろう!」と考え、水餃子での出店を決意、出店後の反響が良くそのまま水餃子を事業開始してしまいました。

 

ニノ
ニノ

最初のきっかけは、何気ない一言だったと知りびっくりしています。

しかも3歳の時からだなんて…餃子歴は誰よりも長いことになりますね!

水餃子でのイベント出店を切り口に、その後も餃子で事業を広げていったんですか?

 

範

はい、そうですね。

大学1年生でイベント出店をしたのち、大学2年生の時には、餃子事業の事務所(製造所)を構え、ここから出店や飲食店への卸しを始めました。

そして大学3年生の時に、期間限定ではあったのですが、佐賀の大通りに「水餃子専門店ちゃおず」を店舗として出店。

店舗での販売は滞留時間が長いため、交流や話が生まれやすく、これはイベントなどとはまた違った意義を感じましたね。

しかしもっと多くの人に知ってもらうために店舗ではない形を選び、外部出店や卸業に移行しました。以前の事務所を移動し、製造場を作って株式会社として登記したんです。

 

ニノ
ニノ

普段からよく接する”食”という観点から、日中の文化を知ったり、他国との交流を生めている点が素晴らしいと思いました。

外部出店と店舗での販売とでも、成し遂げやすいことが違ったりもするんですね。

一つ聞きたいことが出てきたのですが、なぜ範君は「日中をつなげたい」と思うようになったのですか?

とてもそこに情熱を持って大学1年生から取り組んでいたようなので、気になってしまい…

 

日中をつなげたいと思った経緯 と「社長になると決めた日」

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範

自分に中国のルーツがあることが、「日中をつなげたい」と思うようになった理由でもあります。

小学校三年生の頃、僕の苗字「範」が珍しかったみたいで、上級生に差別的な発言をされたことがありました。

それが純粋に悲しかったのですが、同じ小学時代、1ヶ月中国に行った時に、今度は向こうでも「なんだその名前は」という話をされました。中国の人からすると、「東洋彦」という日本の名前が気になったみたいです。

この経験から僕は、日本でも中国でも両方で立場を失ったように感じてしまい、「自分は何人?」と悩むようになりました。

また、ちょうどその頃領土問題があったときで、メディアの報道から日中間がギクシャクしていたのがなんとなく分かりました。日本と中国の社会情勢や心の微妙な距離感を、実感を通じて意識するようになったのです。

 

ニノ
ニノ

そんな風な過去があったんですね…

でも普通だったら、苦い思い出として残ってしまい「日中をつなげよう」とまではなりにくい思うのですが、そう考えるようになったきっかけなどはあるんですか?

 

範

最初は自分のルーツが中国にあることを隠すようになったんです。

心の奥ではいつも、「本当はもっと日中がつながってほしい」と考えていたものの、「実際に何かを変えることはできない」と諦めてしまっていたんです。

自分はどうするべきか悩んでいたある日、日本と中国を行き来する会社の社長をしている父が久しぶりに帰ってきて、「お前社長になってみないか?」と言われたんです。

僕は社長として働く父親の姿を純粋にかっこいいと思っていたし、意識してみると、学校生活などで前に立つ機会が多かったことから、「社長」という生き方に興味を持っていきました。

そして決意したんです、「僕が日本と中国をつなげる社長になろう」と。

 

ニノ
ニノ

まさにその決意こそが、コンプレックスだったことが強みに変わった瞬間でもあるかもしれませんね。

実体験から本気で変えたいことがあって、そのために社長を目指すなんて、とてもカッコイイです!

日中をつなげたいという思いがよくわかりました。

最後になりますが、範君の今後の事業と展望を教えてください。

 

今後の事業と展望 -「日本と海外をつなげたい」

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範

今後の目標は、日中間で「ヒト」「モノ」「コト(情報)」を行き来できるようにして、橋渡しをしたいんですよね。

なので、最初は情報があまり流れてこない中国のトレンドや情報「コト」を自社メディアを通して日本の皆さんに届けたいし、その次は貿易に携わり、輸出入することで「モノ」を行き来させたいです。

最後には「ヒト」ですね。僕(たち)がいることでお互いの国を安心して往来でき、またお互いの国を好きになれるよう取り組んでいきたいです。

本当に様々な手段やアイディアがあるのですが試行錯誤チャレンジしていきたいです。

そして、弊社が将来「モノ」を扱うことを見据えて、今月リリースする多機能おしぼりロボをご紹介したいです。

 

ニノ
ニノ

「おしぼりロボット」ってなんですか…?というか、そんなロボットがあるんですね。

その商品へのこだわりなどもあったら、一緒に教えて欲しいです。

 

範

中国のおしぼり製造機メーカーさんの協力を頂き、日本初のタッチパネルモニター式多機能おしぼりロボを開発しています。

日本のゲストハウスやホテルなどの、国際交流拠点や国際的なイベントで取り入れてもらえるよう奮闘しております。

要は、ワンタッチで濡れたおしぼりが出て来るのですが、ロボのモニターにオリジナルアニメーションを反映させることができ、日本独自のおもてなし文化をおしぼりロボで演出することができるのです。

進んでいる中国での無人技術に日本の「おもてなし」の工夫を入れたら、もっと素敵な商品になるのではないか。まさに、日中の融合「おもてなし(日本) × 無人(中国)」が生まれました。

また、 おしぼりはロールタイプのものに水を含ませて使うため、1本3円台から導入できるためコストも抑えることができます。

中国からの商品を日本風にアレンジしたこのおしぼりロボを販売することは、今後貿易として「モノ」を取り扱う上で非常に意味のあるスタートを切ったと考えています。今後も精進します!

 

ニノ
ニノ

以上、 (株)東洋プロダクト CEO、範 東洋彦君でした。ありがとうございました!

彼自身の体験から、社長を志しそして今実行している。そんな想いのこもったストーリーを聞かせていただき感謝しています。

日中の交流もですが、それを発展させて日本と海外と言った広い視点で物事を考えている姿が、本当に素敵だと思いました。

 

 

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東洋プロダクト株式会社は

  • おしぼりロボの設置店舗
  • 日中間の事業で困っている人

を募集しているようです。こちらから詳細見れます!)

範君のことや、 (株)東洋プロダクトを「応援したい!」「もっと話を聞きたい!」という人は、ぜひ下記のURLからチェックしてみてくださいね。

次回のろるも学生もお楽しみに〜♪

範  東洋彦(はん  とよひこ)
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ニノ
ニノ
学生向けWebメディア「ススメ」の専属ライターです。学生の一歩を応援するべく、「輝く!ろるも学生インタビュー企画」で全国を飛び回っています。Twitter(@gakusei_ssm555 )もやっているので、よかったらフォローしてください!