こんにちは、ライターの柳田です。
社会人に限らず、学生にとっても人前で話すことは多くありますよね。
人前で話すに当たって注意しなければならないことがあります。
それは自己満足で終わらないようにすることです。
話すということは何かを伝えることを意味します。
したがって、伝えたいことが伝わらないようでは話す意味は極端に言えばなくなってしまうのです。
それでは、伝えたいことを伝えられるにはどのような話し方を心がければいいのかを4点ご紹介します。
結論から入るようにする
「最初から結論を言ってしまっていいの?」と思われるかもしれませんね。
それでいいのです。
どのような人でも集中して他人の話を聞くことができる時間はわずかです。
最後だけに結論を言う話し方では、ほぼ話の内容は聞いてもらえていないと考えていいでしょう。
また、最初に結論を言うことには聞き手にとってもメリットがあります。
始めから結論が分かっていれば、これからどのような話がされるのかをある程度把握できます。
言い換えれば、話を聞く準備ができるのです。
準備が出来る分、話を正確に理解することが容易になります。
話の内容にもよりますが、話の流れとしては次のようなものが望ましいです。
◆結論
↓
◆結論に至った理由
↓
◆結論までの過程
↓
◆結論
このように、結論から入り結論から終わると話を理解してもらいやすくなります。
一つの話題の中には一つの目的を設定する
文字と異なり、話は目で追うことができません。
したがって、話し手にはいかに簡潔にまとめるかが求められます。
よく身の回りにこんな人はいませんか?
・話が二転三転する
・回りくどい
・接続語が多く何が言いたいのかが分かりにくい
これらのものはスマートな話し方とは言えません。
このようにならないために必要なのが、一つの話題には一つの目的を設定することです。
本で例えると、一つの段落には一つの意味があるということになります。
話す項目が多くなる場合には、はじめに流れを説明するのも効果的な方法ですね。
「まずはじめに○○について説明します。次に××について、そして最後に△△について説明します。」
プレゼンでもスピーチでも、主役は聞き手であるということを忘れないようにしましょう。
常に「どんな話し方なら聞き手が理解しやすいのか」を考えるようにしましょう。
話すスピードを速くする
早口とは異なりますが、遅く話すのは避けましょう。
なぜかというと、遅い口調よりも早い口調の方が説得力が増すからです。
のんびりゆっくりと話されても聞き手にとってはじれったく思われてしまいます。
一方、早いスピードだと聞き手は話に飲み込まれやすくなります。
最も避けたい話し方は、ダラダラと長い話をのんびりと続けることです。
反対に理想的な話し方は、簡潔にまとめた話を早く説明することです。
小学校や中学校の朝礼を思い出してみてください。
校長先生の話し方ってだいたい長話をのんびりと話すようなものではなかったでしょうか?
もちろん全ての人に当てはまるわけではありませんが、校長先生の言葉といえばこのようなイメージがあります。笑
その結果話を集中して聞く学生は少なく、眠気を誘ってしまいます。
自分に自信を持つ
人前で話をする以上、まずは自分自身に自信を持ちましょう。
おどおどしながら小さな声で話す人の話を信用することはあまりできません。
なぜなら、説得力がないため信じていいかわからないからです。
一方、力強く堂々と話す人はどうでしょうか?
それだけで説得力が増し、信じられそうだという印象を持つのではないでしょうか?
政治家の街頭演説で考えてみると良いですね。
駅前でボソボソと小さな声でゆっくりと話していたらどうでしょうか?
あまりその政治家の演説している内容を信じることはできませんよね。
しかし反対に大きな声で力強く堂々と演説していれば、それだけで頼りになる政治家だという印象を与えることができます。
内容も大切ですが、話し方もそれくらい重要な存在なのです。
最後に
いかがでしたか?
要点をまとめると以下のようになります。
①話すときは結論から入り結論に終わる
②一つの話題で伝えたいことは一つに設定する
③早い口調で話すことで説得力を増す
④自信を持って堂々と話すようにする
これらの項目に注意して話す練習をするときっと伝えたいことが伝えられるようになるので、ぜひ心がけてみてくださいね!