夢を行動に移しているロールモデル(模範)となる大学生「ろるも学生」への取材12人目は…
クラウドファンディングにて50万円以上の資金調達を行い設立した「YOUTH SENSE COFFEE」代表、一戸 悠里(いちのへ ゆうり)さんです。
- 飲食に関わる仕事や活動に興味のある学生
- 団体運営で悩んでいる学生
- クラウドファンディングにチャレンジをしたい学生
へ学びと刺激を届けることができたら嬉しいです。
鹿児島愛溢れるマルチプレイヤー
一戸さん、はじめまして!
今鹿児島で活動しているアツい学生団体があるという噂を聞きつけて、やってきました。
それでは早速、自己紹介をしてもらっても宜しいでしょうか?
こんにちは、はじめまして!
鹿児島大学工学部4年の 一戸 悠里と申します。「ゆうり」と呼んでください!
出身は横浜で、もともとは東京高専に通っていたのですが、3年次編入という形で鹿児島大学に編入しました。
そして現在は大学3年次後期を休学していて、鹿児島県にて「YOUTH SENSE (ユース センス)」という団体で、カフェやシェアハウス運営、若者発信のメディア作りをしております。
幅広いジャンルを扱う団体なんですね…。
ゆうりさん!改めまして、本日はよろしくお願いします。
少し気になったのですが、地元は関東なのに休学期間中は鹿児島に残って活動をされているんですね。何か鹿児島にゆかりがあるんですか?
母親が鹿児島出身ということもあり、小さいころから夏と冬の長期休暇は鹿児島に帰省していたんです。
鹿児島大学に進学した理由は、鹿児島が大好きであることと、自分の研究分野で有名な研究室があったことでした。暮らせば暮らすほど、この土地に愛着もわいてきました。
親戚が多いから安心できますし、ご飯が美味しくて、桜島も綺麗な上に、温泉が多くて…好きな事だらけですね。(笑)
いろいろな要素が組み合わさって、ゆうりさんの鹿児島愛が形成されているのですね。
住む地域に想いを持って暮らすことって、すごく素敵なことだと思います!
そんな大好きな地で、カフェをやっているようですが、ゆうりさん達の手がけている「YOUTH SENSE COFFEE」とはどのようなカフェなのでしょうか?
「学生が価値を提供する」移動式コーヒースタンド

YOUTH SENSE COFFEEは、「夢追い人で溢れる鹿児島を創る」というコンセプトをもとに、鹿児島市内で移動式コーヒースタンド出店をしているカフェです。
鹿児島大学生と国際大学生の31名の学生で運営しており、基本的には平日の朝のドリンク販売とイベント等の出張営業を行っています。
なるほど!移動式のコーヒースタンドという点が、また斬新で面白いですね。
コンセプトにある「夢追い人」というキーワードも気になったので、後ほど詳しくお聞きできたらと思います。
ちなみにですが、どのようなメニューを提供されているのですか?また、販売をする上で工夫していることなどはありますか?
生豆の焙煎から行ったコーヒーを、一杯200円にて提供させていただいており、他にもココアやレモネードなど、コーヒーを飲まない人向けのメニューも用意してあります。
販売の工夫としては、コーヒーに加えて、付加価値としてコーヒーに合うチョコレートをサービスでお渡ししたり、「名言カード」というオリジナルカードを毎日更新し印刷して添えています。
偉人等の名言を朝に読むことで、1日をより気持ちよく過ごしていただけたらという想いが込められています。
コーヒーも焙煎からやっているだなんて、こだわっているのにお手頃な価格なんですね。
名言カードなどのオリジナリティ溢れたアイディアも、もらう側からするととても嬉しいことだと思いました。
今となっては総勢31人で活動されているようですが、YOUTH SENSE COFFEE設立のきっかけについて教えていただきたいです。
未来にワクワクする人々が増える空間

もっと夢を持って何かを頑張ってる人や、未来にワクワクしてる人がもっといたら、住む街がもっと楽しい場になるのではないかと思ったからです。
そのために、まずは「面白い大人の方々と学生を繋げたい!」と思い、コーヒー販売を始めました。
ちなみに、私にとっての「面白い大人の方々」とは「未来にワクワクしていて、自分のやりたいこと、やっていることを楽しく話す方々」のことで、そういう人たちを「夢追い人」と呼んでいます。
「夢追い人」ですか!良い言葉ですね。
そうやって自分が目指すものや、抽象的な概念を言語化するって大事なことだと思います。
ひとつ気になったのですが、面白い大人の方々と学生を繋げるために、なぜコーヒー販売という手段を選んだのでしょうか?
「夢追い人と繋がりたい!」と思ったらいろいろな手段があると思います。
例えば、メールで大人の方々に連絡をしアポを取ったり、イベントに参加して交流したり
しかしそれだけだと、関係は長く続きにくく、その場限りの盛り上がりで終わってしまうことも多いと思ったんです。その盛り上がりを長く続けるためには、私たちが何か価値提供をしなければならない。そこで大好きなコーヒーを届けようと思いました。
また、会社に通う大人にコーヒーのニーズがあるのではないか、と考えたこともコーヒーを手段として選んだ理由ですね。
自らが価値提供をしていくというスタンス、とても素晴らしいと思いました!
最後になるのですが、YOUTH SENSE COFFEEの今後の展望をお聞かせください。
鹿児島を軸に、全国へ広げる想い

コーヒーの移動販売を始めるときは、「学生が社会人を応援しよう!」という気持ちだったのですが、多くの方々に私たち応援されているなーと感じています。
お菓子をいただいたり、カイロをいただいたり、寒いのに頑張ってねと言ってくださったり…本当にやってよかったなと思います。
だからこそ、今後も地元での活動も大切にしつつも、もっと私たちの活動を全国に発信していきたいと思います。
具体的行っている事業としてには、社会人に向けて大学生ならではの視点で有用な情報を発信するメディアを運営や、シェアハウスやゲストハウスの運営です。
世にないものを継続的に生み出せる団体にしていきたいですし、今後は法人化も視野に入れております。
いろいろと工夫をして、新たな道を切り開いていけそうですね。
オフラインとオンライン、両方の切り口から目的へと進む姿がとても印象的ですし、団体の強みにもなっていると思いました。
せっかくなので、併せてゆうりさん自身の今後の事も聞けたら幸いです。
将来、全国展開するカフェを立ち上げる夢は必ず達成したいと思っております。
そのために、卒業後はどういう道を歩むかは決めておりませんが、就職、進学、YOUTH. へのフルコミット、違う形で起業…。様々な道を吟味してその時にあった方向へ進んでいこうと思います。
私の人生の目標でもある、「誰もが努力できる空間を作りたい」という想いのもと様々な活動を重ねて将来へと繋げていけたらと考えています。
ありがとうございました!
以上、学生が社会人に渡せる価値を提供する「YOUTH SENSE」を創設した夢追い人、一戸悠里さんでした。
いろいろなことに前向きに、そして仲間を大切に進むゆうりさんの姿は、これからも多くの人を「夢追い人」にするパワーがあると感じました。
鹿児島へ訪れた際には、ぜひYOUTH SENSEのシェアハウスやカフェにに行ってみたいと思いますし、メディアの更新も引き続き楽しみにしています!
ゆうりさんの活動を「もっと知りたい!」という人や、YOUTH SENSE COFFEEのことを「応援したい!」という人は、ぜひ下記のURLからチェックしてみてくださいね。
次回のろるも学生もお楽しみに〜♪

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一戸 悠里 (いちのへ ゆうり)
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