夢を行動に移しているロールモデル(=ろるも)となる大学生「ろるも学生」への取材37人目は…
”切り取られた日常は、非日常になる”「10代さいごの写真集」の若き監督、遠藤稔大(えんどう としひろ)さんです。
- 写真集やカメラに興味のある学生
- 日々の生活に悩んでいる学生
- 自分のオリジナルの何かを作りたい学生
へ学びと刺激を届けることができたら嬉しいです。
カメラを片手に活動する「写真集メイカー」
遠藤さん、こんにちは!
先日SNS上で遠藤さんの活動を知り、「#10代さいごの写真集」「#綺麗なおっさん計画」に興味を惹かれて、取材のお願いをさせていただきました。
本日はよろしくお願いいたします。
早速ですが、自己紹介をしてもらっても宜しいでしょうか?
くろしゅんさん、こんにちは!
摂南大学経済学部3年、遠藤稔大(えんどう としひろ)です。
愛知県の出身で、「箕輪編集室」というオンラインサロンでは関西のチームリーダーを務めていたり、個人的な活動としては「10代さいごの写真集」を製作しています。
あとは他にも、スキンケアやメイクに元々関心があったので最近は自分もするようにしていたりしますね。
本日はよろしくお願いします!
ご紹介ありがとうございます!
箕輪編集室でもご活動されているんですね。
スキンケアやメイクに関しても、ぜひ後ほどお話をお聞きできればと思います。
次に、遠藤さんの学生生活について、時系列に沿って簡単に教えていただけますか?
はい、わかりました!
浪人を経て大学進学を機に、大阪での1人暮らしが始まりました。
- 大学1年次:入学してすぐにカメラを買ったが使っていなかった。高校から始めたサッカーを大学でもやっていたが夏にはやめた。
- 大学2年次:紆余曲折あって箕輪編集室に入る。夏頃から写真を撮るようになった。
- 大学3年次:春に写真集を制作・販売
大学2年次のオンラインサロンへの加入が、新しいことに挑戦したりを促す良い影響を与えてくれたと思います。
確かに、浪人時代や1年次の生活と2年次以降の生活は、ガラッと変わっているような気もしますね。
後ほど、現在の活動をすることになったきっかけとして、過去の話も詳しく聞かせていただこうと思います!
聞きたいことは色々あるのですが、遠藤さんの現在のメイン活動の1つでもある「10代さいごの写真集」というのがどのようなものなのかを、まずはお聞かせいただけますか?
日常を切り取る「10代さいごの写真集」

20歳という節目って一般的には「お祝い事」と捉えていて、大体そういうときは例えば女性なら振袖を着て写真を撮ったりしますよね。
でも、その姿って非日常の出来事だなぁとどうしても見えてしまうんです。
もちろんお祝い事ですし特別な行事として大切なことだとは思うのですが、一方でいよいよ20代になる10代の最後に、「日常」を残そうという想いもあったら面白いんじゃないかなって思って。
こうしてテーマが決りました。
「10代さいご」つまり19歳の普段の生活を撮影し、それを写真集として発行するプロジェクト。イベントなどの非日常は初めから”非日常”だけど、いつもの日常を切り取ることで、それが非日常になる。特別な気持ちで、振り返れる。そんな想いで始めたのが、この「10代さいごの写真集」でした。
すごく納得感のある話でした。
確かに、特別なお祝いやイベントの特別さっていうのも素敵ですが、同様に普段の何気ない日常も切り取ってみたらある意味で”特別”なのかもしれないですね。
普通だったら「当たり前」「日常」としてスルーしてしまうその瞬間に注目できる所が、遠藤さんの感性の鋭さだと思います。
写真もすごくクオリティが高い!遠藤さんが撮影もされているということですよね?
そうですね、これは僕が撮った写真になります。
セブ島の海で写真を撮っていた際に、SNSにその写真をアップしたら一気に500いいねくらいきてバズったんです。
その出来事に驚いたとともに、自分の実力を写真集という形で試したくなりました。
作るときはコンセプトが大事だなと思って、考えてみたんです。
そのとき被写体となった彼女は、早生まれで19歳。でもまわりは20歳。
その状況から思いついたのが、「10代さいご」という年齢でした。こうして、写真集のテーマは「10代さいごの日常」に決まりました。
「#10代さいごの写真集」SNSで拝見させていただきましたが、そのようなエピソードがあったとは知りませんでした!
前半での自己紹介では、大学一年次にカメラを買ったもののあまり使っていなかった、とお聞きしたと思うのですが、カメラ・写真を再開したきっかけなどがあったら教えて欲しいです。
何気ない”日常”を残すことにも意義がある

やはり大きなきっかけとしては、「箕輪編集室」というコミュニティに入ったことだと思います。ここに入って学んだことが、すごく多かったんです。
優秀な人が集まっても、簡単にはやりきれない場合もある。でもその中でも「なんとかやりきってやる!」というメンタリティや、クリエイターの人の現場のスキルなど、仕事への姿勢を間近で学ぶことができました。
直接的なスキルを学ぶのも必要ですが、それよりも仕事に対する心構えや、目標に向かって奮闘する色んな人の”生き方”が1番勉強になったと思います。
コミュニティのメンバーは20代もいれば40代以降など本当に多様な人が集まっているので、親の世代やおばあちゃんの世代の人と同じ土俵で接することができ、そしてその人たちの人生経験を学べるというのは刺激的でした。
素敵なコミュニティですね!
そのような場が原動力となって、遠藤さんのカメラへの想いに火が再び付いたってことですか?
はい、まさにその通りです!
大学一年生のカメラを買ったのは最初は、風景を取ろうと意気込んでいました。でもお金なくてあまり出かけられなかったりで、なかなか実際にカメラを使うことはありませんでした。
その頃入っていたサッカー部も楽しめなくて、大学にも嫌気がさして少し落ち込んでしま っていて…。
箕輪編集室って、負の感じがあまりなくて前向きな人が多いから、些細なことでも褒め合える雰囲気なんです。その温かさに気持ちの面でも支えられながらも、スキルやマインドを学ぶ過程で、自分にも何か強みを見つけたくなって「カメラ」を再び構えるようになりました。
今では、自宅に撮影用のスタジオを設営などもしてしまっています。
勢いがすごいですね…!
風景を取ろうと意気込んでいたというお話から、実はカメラを買ったその頃から「何気ない”日常”を残すこと」に意義を感じていたのかなってふと想像しました。
ご自身の経験なども含めてお話いただき、ありがとうございました!
それでは最後の項目になりますが、遠藤さんの今後の展望を教えてください。
「当たり前」に見える部分にフォーカスする

まずは、「10代さいごの写真集」というサービスを多くの人に届けたいですね。
写真が全てではないけれど、1つの手段として、そして自分の武器として今後も大事にしていきたいと考えています。
ただ写真ができなくなったとしても、やりたいことは増えてきていて、最近はいろんなことに興味があるんです。
例えば、オリジナルのコスメブランドや家具、服なども作ってみたいですね。
コミュニティでの学びや、人との出会いが新しいアイディアと興味を遠藤さんに与えているのかもしれませんね!
コスメブランドや服などの「ものづくり」にも興味を持たれている、というのをお聞きしてよく考えたら「写真集」も1つの作品なんだってことに気がつきました。
遠藤さんは、日常に転がっている一コマに注目して新しいサービスやものを作り出す、そんな風な才能をお持ちなのではないかと思います。
ちなみにですが…「#綺麗なおっさん計画」っていうのも、コスメブランドなどと関連しているのですか?やはり最後まで気になってしまって。(笑)
ああ〜!そうですね。
シンプルに考えたら、「汚いより綺麗な方がいいだろ!」って話です。
おじさんって、一般的に臭いとかだらしなさが印象にあったりして、だから嫌われちゃったりするのかなって。
これってでも不思議なことで、そんなスキンケアを気にしていないおじさんが、男性はメイクをしないものという前提で、女性に「え、すっぴんなの?」などとからかっているんです。
すごく失礼なことだと思いますし、自分がおっさんになった時には汚いより綺麗でいたいし、そういった差別的な話をしたくないと思っています。
まだ具体的にはなっていませんが、男性も女性もお兄さんもおじさんも、みんなが(内面的にも)綺麗になれるそんな計画のことを名付けました。
なるほど…確かに!!
やっぱり最後まで遠藤さんの感性に惹きこまれてしまいました。
「20代さいごの写真集」も応援しています。
本日は素敵なお話を、ありがとうございました!
以上、”切り取られた日常は、非日常になる”「10代さいごの写真集」の若き監督、遠藤稔大(えんどう としひろ)さんでした。
遠藤さんについて「もっと知りたい!」という人や、彼の活動を「応援したい!」という人は、ぜひ下記のURLからチェック!

次回のろるも学生もお楽しみに〜♪