名前:前田遼介さん
大学:慶應義塾大学
所属:非営利団体Met-next-
Facebook:https://www.facebook.com/ryousuke.maeta
高校生を対象に、様々な大手企業と共同でキャリア教育学習プログラム「ゆめっと」をこれまで6回開催してきた、非営利団体Met-next-の代表の前田さん。
高校3年生の受験終了後に立ち上げたMET-next-は、団体メンバーも大学生本部のみならず、高校生支部をもつまでに成長した。
自身の体験からゆめっとのアイデアを思いついたという前田さん。今回は活動に対する想いや活動内容について伺った。
Contents
高校生が夢や目標と出会う場所”ゆめっと”
ー現在はどんなことを目標に活動されていますか?
今の高校生たちには夢を広げる場所はあっても、広げた夢を実体験として収斂していく機会があまりないように感じました。
“ゆめっと”では高校生が社会人と一緒に働ける機会を提供することで、自分の夢や人生について考える際の参考になればと思っています。
これまで約2年間で”ゆめっと”は読売新聞社様、リクルート様、サイバーエージェント様、博報堂様にご協力をいただき、総計6回開催してきました。
この”ゆめっと”という場所をより多くの高校生たちに、特に専門学校への進学や就職を検討している高校生に提供するともに、地方の高校生、大学生、企業でこの“ゆめっと”を開催することで地方活性化にも貢献できるよう頑張っていきたいと考えています。
AO入試がきっかけとなった”ゆめっと”のアイデア
ーゆめっとを考えたきっかけを教えてください
実は今まで開催してきた”ゆめっと”のアイデア自体は、自分がこの活動を始めた高校3年生の受験後から何も変わっていません。
AO入試を受けたことがきっかけとなり、自分は自分自身のキャリアや夢、目標について考える機会が増えました。
その時に感じたのが、まず世の中にどのような働き方があるのかが分からないということ。
そして仕事それ自体を調べて想像することはできても、想像だけではどこか腑に落ちない部分があり、やはり実際に働いている人と会って、触れ合って、可能であればその仕事の体験できる場所があればいいのにな、ということでした。
“ゆめっと”はそんな高校3年生のときの自分や、それの考えに共感してくれた仲間たちが一番欲しかった場所を、そのままイベントとして形にしたものです。
高校生が社会に関わる機会を作る
ー現在の活動内容について伺ってもよろしいでしょうか
“ゆめっと”ではこれまで、各企業毎にそれぞれの企業の特色を活かしたコンテンツ作りを行ってきました。
そうすることで専門職が強まり、高校生がより具体的に仕事に対する実感を持ちやすくなるからです。
また昨年末から高校生支部を設立し、高校生のメンバーがすでに学外で活躍する高校生をインタビューしたり、リクルート様と共同でアプリの開発を行っています。
ゆめっとを高校生キャリア教育の新しいカタチに
ー今後の展望を教えてください
これまで6回開催してきた”ゆめっと”をできるだけ多くの方にご提供できるように進めていきたいと思っています。
また、1年以上かけて準備をしてきたインターネットサービスのリリースを予定しています。
自分自身これまでの活動には全然満足がいっておらず、”ゆめっと”の企画自体にもまだまだ改善点があるとは思っていますが、今後はリアルとwebを組み合わせることで、その問題も少しずつ解消できればと考えています。
編集後記
同世代でキャリア教育の分野で活躍する学生は多いですが、このように高校生を対象に独自のプログラムを展開している点で、前田さんは特に優秀な印象を受けました。
“ゆめっと”が今後日本じゅうに広まり、多くの高校生がキャリアを考えるきっかけを持てるようになることを自分も楽しみにしています。