夢を行動に移しているロールモデル(=ろるも)となる大学生「ろるも学生」への取材28人目は…
“なんとか生きてやる!” お笑いに人生をかける 「グラドル芸人」 女子大生、2才(にさい)さんです。
- 芸能界に興味のある学生
- 自分の人生に悩んでいる学生
- 憧れていた夢に挑戦したい学生
へ学びと刺激を届けることができたら嬉しいです。
”ありたい自分”のために一歩を踏み出す大学生
2才さん、初めまして!
先日twitterにて活動を拝見して、モデルだけでなく「お笑い」を始めたということが気になって取材依頼をさせてもらいました。
ではまず、自己紹介をしてもらっても宜しいでしょうか?
くろしゅんさん、初めまして。
中央大学法学部法律学科1年の2才(にさい)です。
現在は大学に通いながら、モデル・グラビア・お笑い・文章作家など色々な活動をしています。活動拠点は、渋谷・高円寺・中野です。
本日は宜しくお願いします。
2才というのは、また斬新なあだ名ですね!
知り合った当初からその名前で呼んでいたら、なんだか今は違和感なく呼べるようになってきました。
現在は大学1年生とのことですが、様々な活動を並行してされているんですね。
はい、先輩から名付けられた「2才」という名前を私は気に入っています!
モデルは昨年の秋頃から、お笑いは本当に駆け出しで今年の四月からです。
でも今は、「お笑い」が楽しくて仕方なくて、中野の地下で「グラドル芸人」として頻繁にライブに出ています。
あと、今年中にフォトエッセイを作成して販売する予定です。
服が好きだから、その業界やジャンルには携わりたいなって思ったのと、文章を書くことも昔から好きなので、それらを組み合わせたら私らしいフォトエッセイを作れるんじゃないかって思って。
グラドル芸人、あまり今まで出会ったことがないので新鮮です。
フォトエッセイに関しても、2才さんがモデルとして色々な服を着ている写真に、ご自身が好きな文章を載せるということですもんね。
写真の被写体にもなって、文章も綴るというのは珍しい例なんじゃないでしょうか。
「グラビア × お笑い × フォトエッセイ」

確かに、そうかもしれませんね。
文章は高校生の頃から好きで、小説を書いて賞をとったこともあるんです。昔は小説派だったけど、今は詩によく触れています。物語よりも”綺麗な日本語”に、心を惹かれるんです。
最初はせっかく写真を撮ってもらっているから、そこに文章を掛け合わせたらどうかなって思って。
昔から結構何でも人並みにはできたけど、1つ飛び出でたものがないから、こうして色々なものにチャレンジしたり掛け合わせたりしているのかもしれません。
実際は今、モデルがメインの活動になっていますが、今後は
- グラドル芸人(お笑い)
- オリジナルのフォトエッセイ
に切り替えて、そっちをメインで頑張っていきたいと思っています。
モデルの写真も拝見させてもらいましたが、すごく本格的で驚きました。
それでも、モデルを辞めて「お笑い」とフォトエッセイの道に進むとのことですが、そのように踏み切った理由を教えてもらえますか?
綺麗に着飾っているのがモデルだけど、それに対して「お笑い」は人間の普遍的な感情に訴えかけるものだから、そこに魅力を感じていて。
実は幼少期の頃、成績は良かったけどいじめられたりしていて、その人たちを見返したいっていう気持ちが強いんですよね。
素の自分ではないモデルでは、本当の意味で見返せないと思いましたし、でも「お笑い」に熱中しようと決心したのはその理由だけではないんです。
そうだったんですね。
もし可能であれば「お笑い」を選んだ理由や経緯、教えていただけたら幸いです。
「なんとか生きてやる!」お笑いに救われたから

大学で上京して一人暮らしをするようになったら、親元を離れてホームシックになってしまったんです。
それに私はコミュニケーションを取るのも得意な方ではなくて、大学にもクラスとかがないから、気がついたら完全に1人になっちゃっていて。
「なんで生きてるんだろう」って思ってしまったんです。それからは、半年くらい引きこもって、大学も休学してしまいました。
そんな中でも気にかけて声をかけてくれた人もいて、そういった温かい人との対話の中で、少しずつ外に出てみようってなったんです。
それで、次第に外に出れるようになったんですね。
それでもモデルとなると、人混みでの撮影があったり、日程の縛りがあったりなど更に難しい環境に置かれるイメージがあるのですがそれは大丈夫だったんですか?
もともとモデルは、街でスカウトされてやることになったのですが、おっしゃる通りすぐに外の世界に慣れた訳ではありませんでした。
でも次第に色々な人の目に触れるようになってから、「あれ?少し楽しいかも」って思えるようになってきて。外に出るのも苦じゃなくなってきた時に、下北沢とかでお笑いライブをやっているのを知ったんです。
「そうだ、私はお笑い好きなんだ」って思い出して思い切って見に行きました。
ただ、体調や気持ちがその日も優れていなくて睡眠薬を大量に飲んでいたんです。でも会場について「お笑い」を見ていたら、ゲラゲラ笑いすぎて睡眠薬を吐き出しちゃったんです。
その時に私は強く心に思いました、「なんとか生きてやる!」と。
その日にお笑い芸人としてエントリーして、相方募集して、ネタ作りし始めました。
何だかお話を聞いていて、胸が熱くなってきました。
過去のことなども丁寧に教えてくださりありがとうございました。
2才さんが、何でこんなにも「お笑い」に執着するのか、今の話を聞いたらよくわかってきた気がします。
自分の中で納得感が得られた後の行動力や、どんなことにでも飛び込めるその勢いが、2才さんの魅力だと感じます。
人間の普遍的な感情に訴えかけたい

ありがとうございます!
挫折して引きこもっていた時期に、「もうこんなの死んでるのと変わらないじゃんか」となり、でもその次に考えたのは「じゃあ死ぬ前にやりたいことやっておこう」という思いだったんです。
ある意味、「無」の状態だったからこそ何にでもチャレンジしていいんだという納得感が芽生えたのかもしれません。
確かに、そうかもしれませんね。
誰かの支えで外に出たら、モデルという仕事に出会って、今度はそのモデルを通じて進んだ先で、「お笑い」に出会って…
きっかけは例え「無」だったとしても、思い切って踏み出した一歩先には、たくさんの経験や学びが待っているのかもしれません。
あとお話を聞いていたら、インタビュー前半でお話ししていた”「お笑い」は人間の普遍的な感情に訴えかけるもの”という言葉の意味も、今はより納得しました。
最後の質問になりますが、2才さんの今後の展望を教えてください!

モデル・グラビア的な売れ方はしたくなくて、やっぱり「お笑い」の世界で芸人として売れたいです。
まずは、夏にある大学で行われる「大学芸会」で決勝に行きたいです。
そしてゆくゆくファンが増えたら、youtubeで配信したりもしてみたり、面白い企画を立ててみたりなど、面白そうなことにはどんどん突っ込みたいと思っています。
ちなみに、今から大学に戻ってお笑いのネタ見せしなきゃなんですよ。遺影を印刷するつもりがカラーになってしまってて…ああぁ。
カラー写真、遺影感全くないですね…(笑)でもこの無茶苦茶な感じがまた、2才さんらしい!
限られた取材の時間でしたが、その中で色々な表情やお話を聞くことができて、楽しかったです。
本日は貴重なお話を、ありがとうございました。
以上、”なんとか生きてやる!” お笑いに人生をかける 「グラドル芸人」 女子大生、2才(にさい)さんでした。
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2才(にさい)
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次回のろるも学生もお楽しみに〜♪