夢を行動に移しているロールモデル(=ろるも)となる大学生「ろるも学生」への取材36人目は…
「個人の価値が評価される社会を創る」SNSシェアでキャッシュを得れるアプリ 製作者、富山 知輝(とみやま かずき)さんです。
- マーケティングに興味のある学生
- 価値観について悩んでいる学生
- 起業をしてみたい学生
へ学びと刺激を届けることができたら嬉しいです。
Contents
テキサスから帰国したクリエイティブな大学生
富山さん、こんにちは!本日はよろしくお願いします。
テキサス留学中の発信の様子やアプリFollop(ふぉろっぷ)について以前から関心があって、取材オファーをさせていただきました。
今日は起業の経緯や、今後のことなど色々と聞けるのが楽しみです。
それでは早速、自己紹介をしてもらっても宜しいでしょうか?
こんにちは!
岡山大学工学部3年の富山 知輝(とみやま かずき)です。「トミー」と呼んでください!
先日まではアメリカのテキサスに留学に行っており、2019年3月に株式会社Follop(ふぉろっぷ)を立ち上げました。現在は、会社の事業として「Follop」というアプリの開発事業を進めているところです。
こちらこそ、本日はどうぞ宜しくお願いします。
理系なんですね!
留学に行っていると聞いたので、てっきり国際系の学科なのかと想像してしまっていました。
トミーさんの大学生活について、時系列順に簡単にでいいので教えてもらえますか?
はい、わかりました!
- 1年次:ネパールに図書館建てる国際協力学生団体を設立。
- 2年次:図書館の設立完了。バックパッカーやヒッチハイクを経験する。外国人とシェアハウスで暮らしたり、英語を活かして国際交流パーティーを開いてバイト代以上を稼ぐ。
- 3年次:アメリカのテキサスに留学。株式会社FollopのCEOとして起業。
そして現在は、数千万円の資金調達を経てFollopの事業に専念中です。
1年次の頃から学生団体を立ち上げたり、その後も大型のパーティを開催したりなどアクティブな大学生活だと思いました。
留学中に起業をして、会社を設立されたのですね。
資金調達も帰国直後に行なってしまうスピード感が凄いと思いましたし、数千万円とは規模も大きい!
工学部を志願していた理由と、留学以外にも海外支援をされていたり、旅をされていたりなどの海外に目を向けた行動が多いことが気になりました。
時代の流れに着目した画期的なアプリを開発

大学は「ものづくり」や「テクノロジー」に関心が強かったため、工学部を選びました。
小学校の時から海外の映画が好きで、金曜ロードショーでも洋画ばかり見ていたんです。
高校1年生の時は偏差値30くらいで英語は得意ではなかったけど、そこから必死に勉強したら偏差値70くらいまで上がって、英語のおかげで大学にも入ることができました。この時の経験から、自分の苦手な部分は直せるんだと学びました。
以上のような経緯で、新しい挑戦がすごく好きになり、英語などの国際系にも興味を持ち始めたのが海外に目を向けるきっかけになったと思います。
新しい挑戦という意味では、学生団体を立ち上げたり起業したりなど、トミーさんの活動一つ一つが「新しい挑戦」ということでモチベーションを支えているのかもしれませんね。
高校で偏差値をそこまで上げるのは、並大抵な努力じゃないと感じました。
先ほど数千万円の投資のことなどを聞いていたので、苦手なことは一切ないイメージが勝手にできていました。だから、英語が最初はできなかったという話も意外でした。
現在会社の事業として行なっている「Follop」というサービスは、どのような内容になっているのでしょうか?
そうですね、「努力をすれば苦手は治せる」というマインドは今になっても生きています。
例えばプレゼンも苦手だったのですが、様々な場でやればやるほど上達していきました。
「Follop」について一言でまとめると「SNSでシェアするだけで、一瞬でキャッシュがもらえるアプリ」です。
例えば、今はinstagramは1000フォロワーいたら、提携しているお店の商品をSNSでシェアするだけですぐに1000円をもらえるといったサービス内容にっています。
現在は飲食店中心に展開しているのですが、今後は美容院やレジャー施設など幅広いジャンルへと広げていく予定です。
イメージは、クーポンサイトのようなものですね。
飲食店だけではないんですね!
説明も具体的でわかりやすかったです。インフルエンサーと呼ばれるSNSで活躍している方々や、有名なyoutuberなどが商品を紹介していたりという、あのような形を想像しました。
でもそれが、一般の人もできるようになるって面白い視点だと思います。
ありそうでなかった画期的なアイディアだと思うのですが、思いついたきっかけなどがあればぜひ教えてください。
自分の好きなことで価値を生める社会を目指して

ありがとうございます!
このサービスを発案するに至ったきっかけは、主に2つあります。
1つ目は、「フォロ割」というものが流行っていたという背景です。フォロワーに応じて割引が効くという「フォロ割」を推奨している会社が、調べてみると200社くらいでできていたんです。
これはお店にあるチラシから読み込んだりするのですが、それを「オンラインにできたら面白いのにな」と思い立ってサービス化を試みました。
2つ目は、自分が好きじゃないのにしなきゃいけないことがある、そんな労働集約型の社会に漠然と疑問を持っていたことです。自分の好きなことでもっと価値を生むことができたらと思い、事業を進めていきました。
自分自身がバイトとかが苦手で、上司とかに理不尽なことで怒られることが嫌だったんです。いろんなバイト先に行ったけど合わなかったので、発想を変えて自分主体でイベントを開催したらバイト以上に稼ぐことができて。
この時まさに「個人の価値が評価される魅力」を実感して、それがサービスを作る際の原動力になったと思います。
ご自身の経験から課題意識を持って、そこに着目する点がさすがだなと思いました。
このサービスが普及すれば、マーケティングの手段が増えると同時に、働き方や選び方にも新たな変化が生まれてきますね!
でも本当に、思い立ったらすぐ行動して進めていくトミーさんのその行動力は驚きです。
そうですね!
「インフルエンサーマーケティング」という影響力のある特定の人(=インフルエンサー)が発信をする市場というのは、まだプラットフォームが小さい現状があるので、そこを改善する余地は大いにあると考えています。
スピード感という話では、僕は昔から「できない自分」が嫌で何事も意地でやっていた部分があって。
何をやればいいかわからないから、悩み切って見つかったら本気でやろうとする人も多いと思うのですが、自分は「ノリで一個やってみよう」という感じで”まず挑戦してみる”というスタンスを大事にしています。
失敗しても大丈夫だし、最初はできなかったり苦手でも、本気で取り組んだら力技で成し遂げることだってできるんです。
実際、大学2年次に行なっていた国際交流のイベントでも「中途半端は嫌だな」と思って、すべてのポストにチラシを入れたり手間をかけてでも、集客を全力で行いました。
すごく勉強になります!
- まずは行動してみてから考え修正していく
- 苦手でもチャレンジを重ねれば習得できるかもしれない
そんな姿勢を僕も大事にしようと、改めて思うことができました。
それでは最後の項目になるのですが、Follopとトミーさんの「今後の展望」をぜひ教えていただけたらと思います。
「SNSの信用を可視化する」をテーマにして

今後の展望としては、「SNSの信用を可視化する」これをテーマにしていきたいですね。
個人の信用を評価する仕組みを広げていくことで、もっと好きなことを発信してそれを価値にできる世の中へと変わっていくと思うんです。
SNSのフォロワー数などを信用の尺度として可視化することで、その度合い分だけお金に替えられたり後払いできたり、そんな風になったらもっと面白いじゃないですか。
Follopのサービスが普及し、新しい考えが社会に根付いたら、既存の働き方など根本的な部分から変えていくことができると信じています。
あとは、Follopを起点に独自の経済圏に価値が生んでいきたいです。
信用を可視化することができた未来では、今見ている数値などもまた違った見方になってくると考えるとワクワクしますね!
トミーさんご自身の、今後の目標や展望があればそちらも聞けたら幸いです。
そうですね…
20代は挑戦の時期だと思っているので、Follopのみに限らず色んなことにチャレンジしていきたいと思います。
30代では「宇宙事業」で成功したいです。
40代になったら、エンジェル投資家などにもなれてたらいいなぁと。
でもやっぱり何歳になっても、新しい挑戦を人生でし続けながら生きたいですね。そっちの方が生きがいがあると思うので、僕は何回折れても何かアクションを起こし続けると思います。
トミーさんの話は、芯がきちんと通っていて聞いている側もなんだかワクワクして巻き込まれちゃうような、そんな求心性があると取材を通して感じました。
僕もカフェを営んでいるので、Follopぜひ使わせていただきたいと思います。
最後まで素敵なお話を、ありがとうございました!
以上、「個人の価値が評価される社会を創る」SNSシェアでキャッシュを得れるアプリ製作者、富山 知輝(とみやま かずき)さんでした。
トミーさんについて「もっと知りたい!」という人や、彼の活動を「応援したい!」という人は、ぜひ下記のURLからチェック!

次回のろるも学生もお楽しみに〜♪