8月2日に放映されていたTBSドラマ「レッドクロス~女たちの赤紙~」を見た方はいますか?
中国について多くのシーンが見られたため、個人的にはとても満足しました。
そして、ここで話されていた中国語はとても美しかったです…!
さて、みなさんは「知日」という雑誌を知っていますか?
何度かテレビやネットでも取り上げられたことがあるようです。
まずは、知日とはなにか紹介したいと思います。
知日ってなに?
知日とは中国で発行されている、日本について紹介している雑誌です。
かくいう私も「知日」を1冊だけですがAmazonで取り寄せてみました。
私が取り寄せたのは「妖怪」がテーマでした。
中身を開いてみると、もちろん中国語で書かれおり、日本の妖怪がどのようなものかなど、美しい絵と共にとても詳しく書かれています。
他にも、これまで「制服」「森ガール」「明治維新」「暴走族」「鉄道」「断捨離」「禅」「犬」「日本食」などというテーマが取り上げれてきました。
どれも日本の「和の文化」以外の「文化」を取り上げた、とてもおもしろいテーマだと思います。
「知日」発刊の理由
発刊のきっかけは、2010年9月7日に尖閣諸島付近で起きた、中国漁船と海上保安庁巡視船の衝突事故。
衝撃的な映像が流れたことで、覚えている方もいらっしゃるかと思います。
この事件をきっかけに、日中関係はどんどん冷めていきます。
また、この事件のあとから中国では反日運動がますます盛んになりました。
その時に、純粋に日本について「知りたい」と思った中国人がいたのです。
それが出版者である蘇静さんでした。
彼は発刊当初、日本に行ったこともなく、日本語も知らないどころか、日本についてすら全く知らなかったそうです。
今やこの雑誌は中国でとても人気雑誌となっているそうで、最も人気なテーマだと10万部売れたこともあるそうです。
蘇静さんが言っていた言葉で、とても好きな言葉があります。
『親日』『反日』という言葉があるが、『知日』は真ん中の立場ということ。
まず知ること、好きになれなくてもいい、日本について知りたいというのが出発点。
これは日本人の中国に対する姿勢についても言えることだと思います。
いや、日中間だけではありません。
ススメライターの柳田くんが今、イスラムについて記事を書いてくれています。
私はイスラムについて全く知らず、ただ「危ない地域」だと思っていました。
しかし、ただ「危ない地域」だけで片付けてしまっては、その国に対してとても失礼だし、それに魅力に気付けないなんて、自分にとってもものすごくマイナスだと思います。
私は柳田くんの記事のおかげで、イスラムについて「知る」ことができ、少しですがイメージが変わりました。
私は自分の記事をみなさんに見て頂いて、中国に対する見方が少しでもいい方向に向けば。と思って中国に関する記事を書いています。
今後もこの姿勢を忘れずに、ライターとして活動していきたいと思います。
そして、「知日」について興味がある方がいらっしゃったら、日本語で書かれた雑誌「知日」のダイジェスト版のような本が売っていますので、ぜひ書店にて見てみてくださいね!