インタビュー

移動販売&店舗カフェ「大学生と地域が繋がる場を」旅するカフェオーナー | 黒澤駿

夢を行動に移しているロールモデル(模範)となる大学生「ろるも学生」への取材、ついに5人目となりました。

5人目は、大学時代に学生が経営するコミュニティカフェを立ち上げた黒澤駿くんです。

  • 将来自分で店を持ちたいと考えている学生
  • 組織運営について興味のある学生
  • 新しいことに挑戦したい学生

へ学びや刺激を届けられたら嬉しいです。

 

東京と山梨の二拠点生活を送る大学生

ニノ
ニノ

カフェ経営に興味がある大学生もいると思うのですが(僕もカフェやっています、とか言いたい)、学生時代にカフェを立ち上げるなんて、結構すごいんじゃないかと思ってお話を聞けるのが楽しみでした!

ということで、早速ですが自己紹介してもらってもいいでしょうか?

 

黒澤
黒澤

はじめまして。学部4年生の時に立ち上げた、学生のみで運営する「cafe sowers(カフェ・ソワーズ)」オーナーの黒澤駿です。

カフェは山梨県の都留市という場所にあります。

現在は東京外国語大学大学院生で、山梨県の田舎にあるシェアハウスから通っています。

今日はよろしくお願いします!

 

ニノ
ニノ

今は大学院生なんですね!しかも山梨から東京まで通っているだなんて…すごい体力!

学生カフェをやっているとのことですが、学生カフェを立ち上げたのはなぜなんですか?

やっぱり女子にモテたかったとか…!?

 

黒澤
黒澤

別に、女子にモテたかったわけではないですね。(笑)

大学3年生で世界一周に行ったんですが、世界一周に行くときにアパートを引き払ったんです。

その時に、地元の人が「家がないなら我が家に住んでもいいよ」と言ってくださり、下宿をさせてもらうことになりました。実際に町の中に住むことで、地域と深く関わる機会が増えて新鮮でした。

そのような経験から「大学生と地元の人が繋がれる場所ができたらいいな」と思い、学生カフェを開きました。

 

ニノ
ニノ

思ったよりも真面目な理由でしたね、失礼なこと言ってすみません。

そもそもカフェ立上げの前に、世界一周に行っていたんですね。

話は変わるのですが、世界一周の期間と内容はどんな感じだったんですか?

旅もカフェの創設と、少しでも関わりがあったりするのかなって思いまして。

 

「世界一周」を始めとする、休学中の様々な活動

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黒澤
黒澤

在学中、合計1年半~2年の期間で50ヶ国程をまわりました。

休学中の2年間をざっくりまとめると、次のような流れです。

1〜6ヶ月目:カンボジアの記者インターン
7~9ヶ月目:紙芝居を使って夢を考えるワークショップの旅(中東/南アジア)
10~12ヶ月目:お金を貯めながら、中央アジア・東欧などの地域を旅
2年目1~3ヶ月目:自転車で日本一周(企業協賛)
3〜6ヶ月目:バイトで資金集め(100万円)
6ヶ月目~:世界一周

 

ニノ
ニノ

休学してから世界一周に行くまでの道のりが結構遠いですね…。

休学してすぐに世界一周に行かなかったのはなぜなんですか?

 

黒澤
黒澤

最初は、企業協賛でやっていこうと思っていたものの実際にやってみると難しく、協賛で旅をすることの大変さを感じました。

そこで、世界一周はバイト等で資金集めをしてから行くことに変更しました。

日本縦断中の企業協賛は物品協賛が主で、自転車のギア、テント、バックパックなどを支援していただき、結果的に航空券など交通費だけの出費で済みました。

 

ニノ
ニノ

それでも十分すごい!バイトで貯めたお金でも出発できるなんて、もはや世界一周に行くことは珍しくない時代ですね。

話は戻り、カフェって実際に作るのは大変そうですが、作るまでの道のりってどんな感じだったんですか?

 

長いようで早かった「カフェ創設」までの道のり

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黒澤
黒澤

実は世界一周のテーマが「コミュニティ形成のためのカフェ文化」でして、当時卒業論文を書きながら旅をしていました。

いろんなコミュニティ形成を体感しながら、世界中のカフェを100箇所程をまわっていました。

「そういえば気軽に立ち寄れるカフェが、大学付近には少ないな〜」と旅先でふと思って、多世代が交流できる場としてのカフェを作りたいと強く考えるようになりました。

その想いをtwitterでつぶやくと、気がつけば仲間が集まっていて、思い立ってから4ヶ月目で開業をしていました。

まずは移動販売車で始めることにしたのですが、半年間営業をしていたら運良く物件が見つかり、今度は店舗でカフェを開くことになりました。

2016年3月に構想を始め、4ヶ月後には移動販売を開始、そのまた半年後の2017年1月にカフェを実店舗でオープンしたという流れですね。

 

ニノ
ニノ

なるほど、はじめは移動販売で始めるの賢いですね!

移動販売と店舗とで何か違いがあったら教えて欲しいです。

あと「学生」カフェである特権やメリットがあれば、それも知りたいです。

 

黒澤
黒澤

正直、両方を通して店舗の良さと大変さを感じました。

店舗オープンのときには、借金も100万円ほど個人で背負ったので、気持ち的に焦りを感じることがありましたね。

最初は、珍しい取り組みでもあったので、地元テレビなどメディアで取材されることもありました。加えて、学生でやっていることで注目を浴びましたが、その後はあくまで「いち飲食店」として自分達も周りの人も認識するようになりました。

また、学生カフェでやっていることで不安視されることがあったりと、学生カフェであることがマイナスに働く場面も多くありました。正直”学生”と名乗るメリットは弱いかもしれないです。

 

ニノ
ニノ

それでも学生カフェで打ち出しているのはなぜですか?

 

cafe sowers が「学生カフェ」である所以

cafesowers
黒澤
黒澤

経営も大事ではありますが、あくまで私たちの目的は「つなげること」で、そのための手段がカフェなんです。

人と人を繋げる、とりわけ学生と地域の人、学生と小中高校生を繋げる、をしていきたいと思います。

100%飲食店ではなく、学生に強いコミュニティであることをアピールしたいので、学生カフェと今でも名乗っています。

大学生って、地元に住む社会人の方や中高生とは良い意味で、少し離れた存在だと思っていて、その立ち位置こそが「フラットな交流」「新しいアイディア・形」を生む上で凄く重要なんだと思うんです。

ただ、もちろん学生と名乗っているからといって妥協するつもりは一切なく「どうせ学生だから…」ではなくて、むしろ「学生でもこんなにに素敵なお店を作れるんだ」と他の大学生や地元の中高生に夢を与えたいとも思っています。

 

ニノ
ニノ

素敵な考えですね!

言われてみれば、学生だけが集まる居酒屋や、地元に人しかいないお店は多いけれど、両方が混ざって交流でできる店ってなかなかないですね。

ぜひ地元と学生を、これからもつなげていってください!

最後になりますが、今後の展望を教えて欲しいです。

 

黒澤
黒澤

目標としては、代表不在の組織を目指しています。そして、学生のなかで受け継いでいける場にしていきたいです。

カフェの目的である「人と人をつなげる」は、今後も軸として引き継いでいって欲しいなと思います。

そのなかで、学生がお金と経験をもらえる場としてのサイクルを生んでいきたいですね。

あと重要なのは、その地域や時代に合わせた「変化」だと思っています。飲食や店舗という枠に囚われずに運営してもらえたら、きっと10年後も存続する素敵な場になっていると思います。

 

ニノ
ニノ

ありがとうございました。以上、cafe sowers(カフェ・ソワーズ)オーナーの黒澤駿くんでした!

下宿生活と世界一周がきかっけで、本当に在学中にカフェを作ってしまうなんてびっくりしました。でもきっと、「何かに挑戦する」ということは小さなきっかけから生まれるものなのだと思います。

やりたいことにまっすぐ取り組む黒澤君は、見ていて毎日が楽しそうです。

 

今回の取材記事では触れられませんでしたが、黒澤君はカフェの他にも、シェアハウスをいくつか管理していてそれらを行き来しあえるコミュニティ化していたり、コワーキングスペースの運営を行っていたりと、山梨県で活動的に行動をしています。

そんな黒澤君と「もっと話したい!」cafe sowersに「行ってみたい!」という人は、下記のURLをチェックしてみてくださいね。

それでは!次回のろるも学生もお楽しみに〜♪

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黒澤駿
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ABOUT ME
ニノ
ニノ
学生向けWebメディア「ススメ」の専属ライターです。学生の一歩を応援するべく、「輝く!ろるも学生インタビュー企画」で全国を飛び回っています。Twitter(@gakusei_ssm555 )もやっているので、よかったらフォローしてください!