夢を行動に移しているロールモデル(=ろるも)となる大学生「ろるも学生」への取材19人目は…
「誰もが”自分らしく”生きれる社会を」屋根のないシェアハウスNoRooF オーナー、久野圭太(きゅうのけいた)さんです。
- コミュニティ形成に興味のある学生
- 日々の生活で小さな悩みを抱えている学生
- 現状とは違う世界に挑戦をしたい学生
へ学びと刺激を届けることができたら嬉しいです。
自分らしさを追い求め続ける大学生
久野さん、こんにちは!
東京でいろんな人が集まる面白いシェアハウスがあると聞きつけて、取材に参りました。
本日は宜しくお願いいたします。
早速なのですが、自己紹介をしてもらっても宜しいでしょうか?
ニノさん、はじめまして!
明治大学商学部の久野圭太 (きゅうのけいた)です。
現在は東京に拠点を置きながら、「NoRooF(ノールーフ)」という学生シェアハウスを運営しています。
こちらこそ、よろしくお願いします!
ご紹介ありがとうございます。
現在はシェアハウスNoRooFをされているとのことだったのですが、いつ頃からこのシェアハウスをされているのですか?
また、シェアハウス以外も何か学生生活でされてきたことはありますか?
出身は三重県で、大学進学をきっかけに上京をしてからは「いろいろやってやるぜ!」という熱い思いで、インターンや休学やいろいろなことを経験しましたね。
イベントも何度も開催していて、大学を超えた繋がりも多くできたと思います。
今のシェアハウスは2018年9月から始動したのですが、その前にも神奈川県で別のシェアハウスで暮らしていました。
シェアハウスだけでなく他の経験も交えながら、現在の久野さんの活動や考え方が構築されていったのだと印象を受けました。
次に、先ほどから出ているシェアハウス「NoRooF」について、教えてください。
“屋根のない”シェアハウス「NoRooF」

シェアハウス「NoRooF」は、”自分らしく生きたい”若者が集まり、互いに応援し合う家です。
- 誰といても素直になれない…
- ありのままでいられる居場所がない…
そんな辛さを解きほぐす「①居心地の良いみんなの居場所」
- 「自分らしいキャリアを歩みたい!」
- 「好きなことして生きてたい!」
そんな願いを一緒に叶える「②やりたい!で繋がるコミュニティ」
この2本柱を大事にしながら、イベントや日常の生活の中で「自分らしさ」を応援しあえるきっかけを作っています。
なるほど!とても素敵なシェアハウスなのが、家の雰囲気からも湧き出ていますね。
想いの部分を実現するために具体的に行っている、イベントの内容や生活での工夫などがあればそちらもぜひお聞きしたいです。
定期的に行っているイベントとしては、「NoRooF食堂」というのを開催しています。
ゲストをCOOK(コック)としてお招きし、COOKと一緒に料理を楽しみ、ワイワイ食卓を囲もうという企画です。
他にも映像制作をする会を開いたり、忘年会をしたりなどもしてきましたし、何よりも大事なのはイベントなどの形式にとらわれず、みんなが自然と帰ってきて想いを共有するさりげない時間だとも感じています。
でも面白かったのは、忘年会が盛り上がりすぎて気がついたら朝の4:00くらいまで語り合っていたことですね。
参加者に、それぞれ話したい自身の計画を持ち寄って、みんなんでブレインストーミングなどをしたのですが、「個人だとできないこともみんなでいると発展もするんだなぁ」とこの時実感しました。
「ただいま」って帰って愚痴をこぼす日もあったり、そんな日常にこそ想いを広げるきっかけがあったり。確かに私も実家に帰った時に、毎回イベントをするという訳ではないですもんね。
ご飯会や映像制作会などとても興味が出てきました…!
このシェアハウスを始めることになったきっかけは、何かあったのですか?
継続的にきっかけを与えられる場所でありたいから

僕自身ひょんなことで神奈川県のシェアハウスで住む事になり、いつの間にか外で話せないことも家の中で話せるようになっていたんです。
インターンに追われて疲れて帰ってきた夜に、リビングに住人がいて、その人に仕事でのこと(普段は隠している自分の弱いところ)をぽろっと話したり。
「自分は外で”自分らしく”いられてないんじゃないかな?」なんて考えたのを今でも覚えています。
内と外があって、それでいて安全なシェアハウスの独特な空気感が、僕は好きなんです。自分にとってこの環境は、すごく大事だし価値があると思ったので、今こうしてシェアハウスを運営しています。
最近は取材をする度にシェアハウスに興味がある学生も増えてきている印象があって、もしかしたらそれって、今の学生の悩みや課題を表象しているのかもしれませんね。
ありのままでいられるからこそ、新しい挑戦ができるのかなと思ったりする場面が、私自身もあるので非常に意義のある活動だと思いました。
実はシェアハウスの名前にも、「自分の限界なんてない。ありのままの自分で”自分らしく”社会に飛び出していこう!」という想いが込められているんです。
あと他にシェアハウスを東京で始めるにあたって考えたこととしては、「日常の大切さ」ですかね。
学生にきっかけを渡したいと思って様々なイベントを開催してきましたが、やはりどうしても単発のものになってしまう場合が多くて、その度に「何人の人に響いたのかな?」と考えてしまっていました。
僕自身もイベントに参加して感化されても、日常生活で気がついたら忘れてしまっていることがあって…。
そんな時に、「シェアハウスの場って継続的な関係が築けて良いのではないか?」と思いついたんです。
シェアハウスに日常的に住んでいない人にはなかなかイメージできない「継続」という観点に、注目している点が素晴らしいと思いました。
詳しく説明していただき、ありがとうございます!
最後の質問内容になりますが、久野さんが考える今後の展望を教えてください。
テーマは「”自分らしく”生きること」

これからも変わらず、「自分らしくいられる場」そして「自分らしさを表現する場」としてシェアハウスの新たな可能性を探っていきたいです。
- シェアハウス事業から、学生がありのままの自分を開示しやすく、その中で自己理解を深めていける環境を提供すること
- アトリエ事業から、学生が自分のやりたいことを表現していける環境を提供すること
この2つの事業を軸に、学生が「自分らしく」生きられる環境を提供していきたいと思っています。
※アトリエ事業:シェアハウスのコミュニティスペース(共有ゾーン)を、アトリエのように自由に活用していく予定です。
これからもシェアハウス NoRooFがもっと素敵な場になるんじゃないかなって思っていて、またここを訪れることが楽しみでなりません。
アトリエ事業にも、大変興味をそそられました!
シェアハウスの展望を聞いたところで、もしよかったら久野さん自身の展望も少しお聞かせいただけたら嬉しいです。
シェアハウスのテーマである「自分らしく生きる」という言葉は、自分自身のテーマでもあるんですよね。
実際にシェアハウスをやっていて、その結果「自分がやりたいことはなにか」「自分ができることは何か」を日々追求できているので、今はこの環境を大事にしながらさらに発展させていくことに全力を注いでいきたいです。
外で活動するためのエンジンにシェアハウスがなって、最終的には個人で頑張れる環境をみんなで作ることができたらいいなと思います。
まずは自分個人が「住みたい」って思った家を作っている、とインタビューの途中で笑顔でおっしゃているのを思い出しました。
これからも久野さんのことを、応援していきたいです。
本日は貴重なお話を、ありがとうございました!
以上、「誰もが”自分らしく”生きれる社会を」屋根のないシェアハウスNoRooF 管理人、久野圭太さんでした。
シェアハウス NoRooFついて「もっと知りたい!」という人や、久野さんの活動を「応援したい!」という人は、ぜひ下記のURLからチェック!
色々なイベントをシェアハウスで開催されているようなので、気になる方はぜひ実際に訪れてみることをお勧めします。
次回のろるも学生もお楽しみに〜♪
