夢を行動に移しているロールモデル(=ろるも)となる大学生「ろるも学生」への取材14人目は…
クラウドファンディングで資金調達をしオープンした「人と人をつなぐカフェYuri cafe”」オーナー、西尾 優里(にしお ゆり)さんです。
- カフェや飲食業に興味のある学生
- 自分の夢について悩んでいる学生
- まだ知らない世界に挑戦をしたい学生
へ学びと刺激を届けることができたら嬉しいです。
自ら資金調達を行い、夢のカフェを創った大学生
西尾さん、こんにちは!
名古屋に面白いカフェがオープンしたという噂を聞きつけて、取材しにまいりました。
今日はお話を聞けるのが、とっても楽しみです!よろしくお願いします。
それでは最初に、自己紹介をしてもらっても宜しいでしょうか?
ニノさん、はじめまして!
愛知大学経営学部3年の西尾 優里(にしお ゆり)です。
現在は名古屋を拠点に、「人と人がつながる」というコンセプトの Yuri cafe を経営しております。オリジナルのキッチンカーで営業をしており、イベントの際には車で移動し出店もしています。
ご紹介ありがとうございます。
カフェを開く上で、クラウドファンディングを活用して自ら資金を募ったそうですが、具体的にいくらくらいを集めたのですか?また、何か工夫されていた点があれば、それも併せて知りたいです
クラウドファンディングでは、結果的に100万円という資金を集めることに成功しました。
工夫としては、資金を集めを含め自分の手でカフェを開くことを決意してから45日間、とにかく人に会いまくりましたね。カフェを開きたいという本気の想いを伝えるため、事業計画書を作ってプレゼンをしたり、経営者の方などに協力を求めたりもしました。
クラウドファンディングに対して批判をされた時期もあったけれど、結果的に多くの人に知ってもらうことができたし、本来出会うはずのなかった人とも出会うことができたので挑戦してよかったと思っています。
「実際に会いに行って、プレゼンまでしちゃう」というのがいかにも優里さんらしいですよね。すごく素敵だと思います!
カフェのコンセプトにもあるように、人とのつながりや信頼関係を大事にする優里さんだからこそ、対面でしっかりとお話をすることにこだわりを持っていたのかな、と感じました。
でもなぜ「カフェを自分の手で開こう」と思ったのですか?
カフェ創設のきっかけはバイト先?

私がカフェを開くと決めたきっかけは、バイト先であったタリーズコーヒーの閉店でした。
バイト先のカフェにいる同僚の人たちと、そこに来るお客さんが優しくて良い人ばかりだったため、すごく気に入っていたんです。気づくと、お客さんを笑顔にすることが最も幸せだと感じるようになっていて、このバイトが自分にとっての「生きがい」とまで言えるようになっていました。
私にとっても、常連さんにとっても「居場所」となっていたバイト先のカフェが閉店することになり、ショックでたまらなかったのを今でもよく覚えています。
そんなタイミングで仲間が励ましてくれて、カフェを自分が立ち上げようと決意したんです。
まさか最初のきかっけがバイト先の閉店だったなんて、想像もしていなかったので少し今驚きを隠せていません。
ちなみにですが、仲間からはどのような励ましの言葉をもらったのですか?
私が「このままで自分の大学生活いいのかな?」と思い悩んでいた時、カフェにかける思いやもやもやを大学で知り合った友人が聞いてくれたんです。
「なんでカフェ開かないの?」、「ゆりならできないことなんてない。絶対できる。」
友人の言葉は心に深く刺さったと同時に、私の常識を大きく覆してくれました。
そこで私もカフェを創業する決意をすぐ固めて、自分の夢を具体化していこうという思いで海外のインターンシップなどに参加。思いきって飛び込んだことで、新しい人脈やビジネスの経験を積むことができました。
友人も優里さんのことを想って、しっかりと話を聞いてくれたり真剣にアドバイスをくれたんですね。でもその言葉に触発されて、すぐに実践をしてしまう優里さんの行動力はとてもすごいと思いました。
カフェ設立の敬意を知ることができてよかったです。
現在もカフェを営業されていると思うのですが、カフェの形態や特徴を改めて教えていただけたらと思います。
理想のカフェを目指しての工夫

営業時間自体は、平日(月木金)は夕方から夜の21:00頃まで、土日祝日は午前中から夜まで営業をしています。
Yuri cafeは人が売りのカフェで、来てくれたお客さんと仲良くなり、その場にいるお客さん同士を繋ぐことを体現しています。とくに「日々の疲れを癒したい」「ほっとできる場所が欲しい」「ありのままの自分でいられるような居場所がほしい」と思っている人のためにYuri cafeはあります。
店員とお客さんの距離が近く、一人で来ても落ち着ける人のぬくもり溢れるカフェです。
知らない他のお客さんとも繋いでもらえるのは、僕も嬉しいです。
また、店員とお客さんの距離が近いということも、移動販売の強みかもしれないのでそこを更に生かしていきたいですね。
カフェはどのようなものを販売しているのですか?
コーヒーやラテ関係がメインではありますが、普段は一つのパン屋さんの前にて営業をしているため、コーヒーと合うパンを選ぶこともできます。
また、お客さんと打ち解けるために、一杯一杯にメッセージを書いてぬくもりを込めたり、ラテアートをしたりもしています。これは、お客さんの期待以上のことを提供したいという思いからやっていることです。
一杯ずつオリジナルのメッセージを書いてもらえたら、受け取った側は嬉しいでしょうね。
そういったさりげない気遣いや工夫が、Yuri cafe や優里さんのファンになる理由なのだと思いました。
それに移動販売だと距離感を近く感じることができるため、店員さんという壁を取り払って馴染めるのかもしれませんね。
最後になりますが、Yuri cafeの今後の展望を教えて欲しいです。
大好きなカフェを、想いのこもった夢を追い求めて

在学中に、売上月間50万円を目指したいです。名古屋といえばYuri cafeになるために、イベント出店をしたり、一緒にやってくれる仲間(後継者)を見つけていきたいと思います。
自分はカフェとは別の業界に一度就職して、カフェに繋がるスキルを習得し、Yuri cafeに他のカフェにないイノベーションを起こしたいんです。
有名になった姿で、最終的にはカフェを店舗を構えたいとも考えています。
とっても素敵な夢ですね。
つながりを大事にしているカフェでもあるので、きっと志のある仲間がこの先たくさん現れると思います。今後のYuri cafe の展開もなおさら楽しみになってきました…!
せっかくですので、優里さん自身の今後の展望も聞かせていただけますか?
今一番やりたいのは、「西尾優里」という人としてのブランディングですね。
ゆりが有名になることで
- 「こんな想いでカフェやってるんだ。」
- 「こんな子がいるカフェ行ってみたいな。」
と思ってもらいたいです。だから自分が就職の道も視野に入れているのは、今よりももっと大きな存在になりたいから。実績を積むために就職をし、人として認められ、カフェにイノベーションを起こしたいと考えています。
これからも、Yuri cafe と西尾優里の成長を楽しみにしていてください!そしてよろしければ是非、名古屋に来た際は遊びに来てくださいね。
ありがとうございました!
以上、クラウドファンディングで資金調達をしオープンした「人と人をつなぐカフェ”Yuri cafe”」オーナー、西尾 優里(にしお ゆり)さんでした。
インタビューをさせていただく中でも、優里さんの細かい心遣いを感じることができたり、Yuri cafeにきていた他の方とつながるきっかけを与えてくださったりと、大変貴重な時間になりました。
そんな優里さんが手がける「Yuri cafe」に、皆さんも足を運んでみてくださいね!詳しい情報は最後に記載してあるので、参考にしてください。
優里さんの活動を「もっと知りたい!」という人や、yuri cafeのことを「応援したい!」という人は、ぜひ下記のURLからチェック!
次回のろるも学生もお楽しみに〜♪

西尾 優里(にしお ゆり)
twitter
Yuri cafe(ゆりカフェ)
HP
<Yuri cafe 基本情報>
営業時間 木金月17時半~21時
土祝 10時~21時
日 12時~21時
(火水定休)
場所 〒463-0088 愛知県名古屋市守山区鳥神町108
ナビィのパン前 駐車場有
新守山駅から徒歩4分