夢を行動に移しているロールモデル(=ろるも)となる大学生「ろるも学生」への取材15人目は…
月額制の添い寝サービス”rainy(レイニー)”を運営する、山根春輝(やまねはるき)さんです。
- 新サービスの開発に興味のある学生
- 日々の生活について悩んでいる学生
- 現状とは違う世界に挑戦をしたい学生
へ学びと刺激を届けることができたら嬉しいです。
全く違う世界に飛び込み続ける大学生
山根さん、こんにちは!
「添い寝サービス」を開発した学生がいるという噂を聞きつけて、取材依頼をさせていただきました。
それではまず、自己紹介をしてもらっても宜しいでしょうか?
ニノさん、はじめまして!
慶応義塾大学商学部4年の山根春輝(やまねはるき)です。
現在は東京に拠点を置きながら、月額制の添い寝サービス”rainy(レイニー)”を運営しています。
本日はよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いいたします!
現在は休学中とのことですが、サービス開始までの大学生活はどのように過ごしてきたのですか?
大学1年生の時はとにかく勉強をしていましたね。
2年に入る直前の春休みに3ヶ月ほどカナダに語学留学に行ったのですが、留学から帰国したタイミングで、友達から「教育の事業」をやろうと誘われたんです。それが“YouTuberになる” から学べる、日本初の小学生向け教育プログラム「YouTuber Academy」でした。
大学2年生から3年生の夏までは、教育の事業にフォーカスを当てた生活になりましたね。
そのあとは、ホストクラブで働くことになったり、と色々あって最終的にrainyの開発とリリースへと発展していきました。
最後の「色々あって」がすごく気になるのですが…(笑)
このあと詳しく聞かせてもらいたいと思います。
rainyについてまだ知らない部分も多いので、rainyのサービス内容を簡単に説明してもらってもよろしいでしょうか。
“味方な存在”を届けるサービス「rainy」

rainyは、もう一人で泣かなくてもいいように「味方な存在」を届けるサービスです。
サービスを提供するrainyのメンバーを「キャスト」と呼び、サービスを利用してくださるお客様を「フレンズ」と呼んでいます。
フレンズの皆さんにお好きなキャストを選んでいただき、LINEのお友達追加をしてもらうところからサービスが始まります。
月額プランでは、キャストとの毎日数通のLINEができて、その他にも単発での利用や追加サービスなども用意しています。
なるほど!
LINEの友達追加からサービスが開始していくんですね。これなら気軽にサービスを利用できる気がします。
キャストとの毎日のLINE以外の追加サービスには、どのような内容があるのですか?そこに添い寝もプランとしてあるということなのでしょうか?
電話をしたり、直接会ってカフェで話を聞いてもらったりを30分単位の値段で追加サービスとして利用することができます。
「直接話すのが苦手」という人のためにも、30分間LINEし放題といったプランも用意しています。
「添い寝」に関してですが、フレンズとキャストの同意のもとであれば「直接会う」という追加プランにて可能になります。
安全性についてご指摘されることもありますが、2人きりで会う際には会話を録音したり(問題ない場合に確認をすることはありませんので、安心してご利用できます)、その他にも弁護士さんと共同で仕組みを作っています。
「添い寝サービス」とはいっても、添い寝をするためのサービスではないんですね。
味方でいてくれる存在、寄り添ってくれる存在がいるっていうことを大きな価値として提供している素敵なサービスだと思いました。
rainyがどんなサービスなのか、少しずつイメージが湧いてきました。ありがとうございます!
ところで、このサービスを始めることになったきっかけは、何かあったのですか?
ホスト時代に感じた「心の隙間」をサービスに

教育事業を引退した時に、せっかくなら今まで全く違う世界に飛び込みたいと思い「ホスト」という形で夜の世界に飛び込みました。
そこでの経験が、rainyのサービス開発の大きなきかっけを与えてくれたと思います。
子供と関わる教育事業からホストに移るとは、なんだか真逆の世界のような気もして驚きました。
具体的には、どのような経験がサービスへと繋がったのですか?
ホストの仕事を通じて、人としての礼儀などの接客サービスはもちろんのこと、それ以外にも相手との何気ない会話の重要性を深く学びました。
ホストの仕事って、決して相手の上に立つものではなく、時にはあえて自分の存在を少し下において「相手の欲しいもの」をさりげなく渡すことが大事だなって感じたんです。僕の存在を下に感じてもらうことで、相手には心の余裕が生まれることがあるのです。
また仕事をする中で、来てくれるお客さんは簡単には打ち明けられないような「心の隙間」や「寂しさ」を、抱えているということに気づいたんです。
この時僕は、「どんな時でも相手に寄り添って、心の隙間をそっと支えてあげる」そんなサービスを開発したいと考えて、rainyにたどり着きました。
確かに、そうかもしれませんね。
僕自身も悩んでいる時に、「じゃあ家族や親友に相談すればいいじゃん」と言われたことがるのですが、近い存在だからこそ言えない悩みもあると思うんです。
rainyは、ある意味で今までの自分を知らない第三者の存在が、自分の味方でいてくれるという安心感をフレンズ(利用者の方)に与えることができるサービスなのだと納得できます。
「個人の幸せ」に焦点が当たる仕事を広めたい

おっしゃる通りで、rainyは「近くなりすぎず、離れない」というフレンズとキャストの距離感を大事にしています。
例えばもしrainyがカウンセリングサービスと謳っていたら、それを利用する人は簡単に本音(心の隙間)を言えないんじゃないかなとも思います。
日常では出会わない第三者の方がそばにいてくれるという安心感が、毎日幸せを支えてくれるだろうし、今の世の中ってそのような安心感を持ちづらい環境でもあると考えています。
実際に利用してくださったフレンズの皆さんからは、「キャストからのおはようの一言が支えになった」という言葉を多くいただいています。
「近くなりすぎず、離れない」という距離感…とても印象深い言葉をいただきました。
他にはない新しいサービスとして、rainyが今後どんどん注目されてくのだろうと思います。
最後になりますが、今後の展望を教えてください。
個人の幸せに焦点が当たるような、そんな「人と人のサービス」をもっと自然にしていきたいと考えています。
例えば好きなアーティストから、「おはよう」の一言をもらえたらすごく元気をもらえるじゃないですか。そんな小さな一言で感情を揺さぶられる機会を、rainyを通じて日常生活に多く作れたらと思います。
そのためにも、キャストの総数を年内に増やして行きたいですね。
利用してくださるフレンズの方も様々な悩みや背景をかけていると思うので、その思いを受け取るキャスト側も多様で素敵な人を増やすしていく必要があると考えているためです。
誰だって、毎日は楽しいことばかりじゃなくて、家族や友達だからこそ話せないこともあって、下を向きたくなることもあると思うんです。そんな時に、なんでも話せて、信じてくれて、一緒に笑ってくれる「味方な存在」がいたら、ちょっとだけ前を向けるんじゃないかなって。
だから僕は、より多くの人に「味方の存在」を届けるために、rainyのサービスを今後も更にブラッシュアップして行きたいです。
貴重なお話を、ありがとうございました!
以上、月額制の添い寝サービス”rainy(レイニー)”を運営する、山根春輝(やまねはるき)さんでした。
rainyは、新しいサービスやキャストが増えていったりと、今後も更に発展していくことと思います。これからにも注目大です!
rainyについて「もっと知りたい!」という人や、山根さんの活動を「応援したい!」という人は、ぜひ下記のURLからチェック!
次回のろるも学生もお楽しみに〜♪
